友人に紹介されて興味を持った黄金数について丸一年研究して得られたものを、いくつか証明とともに書き残そうと思います。今回は
前回:黄金数と双曲線関数【黄金数の性質#1】
黄金数は、前回示したように、双曲線関数によって
ここで、指数関数にのっかっている関数
という性質です。この性質を満たす関数を探してみると、次のような関数が挙げられます。
言い換えれば、これらの関数からどの組
を満たすといえます。
本題に戻ると、
であり、
試しに先程の関数の値をいくつか求めてみると以下のようになりました。(
1.648721... | 0.606531... | 2.718282... | |
1.615146... | 0.619139... | 2.319777... | |
1.688092... | 0.592385... | 4.810477... | |
1.683871... | 0.593870... | 3.238795... | |
1.618034... | 0.618034... | 2.414214... |
次に、グラフは以下のようになりました。
当然ですが、
元の関数
これ
というわけで、
ここで、
よって、
実際にグラフにしてみると、
諸関数と直線
となり、
ですが、この人工関数の場合は差が収束し、
となります。
とはいえ、
1.620115... | 0.620115... | 2.433781... | |
1.615146... | 0.619139... | 2.319777... | |
1.618034... | 0.618034... | 2.414214... |
友人が電卓で
次回:もう少々お待ち下さい