ここでは東大数理の修士課程の院試の2019A05の解答例を解説していきます。解答例はあくまでも例なので、最短・最易の解答とは限らないことにご注意ください。またこの解答を信じきってしまったことで起こった不利益に関しては一切の責任を負いませんので、参照する際は慎重に慎重を重ねて議論を追ってからご参照ください。また誤り・不適切な記述・非自明な箇所などがあればコメントで指摘していただけると幸いです。
方程式
上にあるものの個数を求めなさい。
ここで
の和集合に反時計回りに向きを入れた閉路とする。このときまず
は
が成り立つから、この式の右辺は(従って左辺も)
であり、この
がわかるから、特に
次に
の和集合に反時計回りの向きを入れた閉路とすると、
であることから
がわかり、特に
次に
の和集合に反時計回りの向きを入れた閉路
であること、特に
以上から