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代数学メモ

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こんにちは、微小です。
この記事は私のメモ書きですので、深い意味はありません。
N:={1,2,},N0:=N{0}とします。

Gを群、HGの空でない部分集合とする。このとき、以下は同値である:
(1)HGの部分群である。
(2)HHH,H1Hが成り立つ。
(3)HH=H,H1=Hが成り立つ。
ただし、HH:={h1h2h1,h2H},H1:={h1hH}である。

Gを群、xGとする。このとき、
(1)x:={xnnZ}Gの部分群である。
(2)ord(x)=|x|>0が成り立つ。

G=(Z/nZ,+)(nN)について、以下が成り立つ:
(1)Gの単位元は0である。
(2)aGの逆元はaである。
(3)#G=nである。特に、G={0,1,,n1}である。
(4)任意のnNに対し、Gは巡回群である。
(5)kGGの生成元であるgcd(k,n)=1
 特に、1は生成元である。0は生成元でない。
(6)GはAbel群である。
(7)aGに対し、na=0が成り立つ。
(8)aGに対し、ord(a)|nが成り立つ。
 特に、1 ord(a)nである。
(9)ord(0)=ord(n)=1,ord(1)=nである。
(10)nが素数ならば、任意のaG{0}は生成元である。
(11)nが素数ならば、任意のaG{0}に対し、ord(a)=nである。

G=((Z/nZ)×,×)(nN)について、以下が成り立つ:
(1)kGgcd(k,n)=1
 特に、1G,0Gである。
(2)Gの単位元は1である。
(3)G={k(Z/nZ,+)|gcd(k,n)=1}である。
(4)aGに対し、an=1である。
(5)aGに対し、ord(a)|nが成り立つ。
 特に、1 ord(a)nである。
(6)ord(1)=1である。
(7)nが素数ならば、Gは巡回群である。
(8)n=4,6のとき、#G=2であるから、巡回群である。nが偶数で巡回群になるのはこれしかない。

G=((Z/nZ),+,×)(nN)について、以下が成り立つ:
(1)Gは環である。零元は0、単位元は1である。
(2)nが素数ならば、Gは体である。

Gを位数nの有限群(#G=n)eGの単位元とする。このとき、以下が成り立つ:
(1)任意のxGに対し、xn=eである。
(2)nが素数ならば、Gは巡回群である。
(3)あるxGが存在し、ord(x)=nならば、Gは巡回群である。

Gを巡回群、eGの単位元とする。このとき、以下が成り立つ:
(1)あるxGが存在し、G=xが成り立つ。
(2)あるxGが存在し、ord(x)<ならば、Gは有限群である。
(3)あるxG{0},nNが存在し、xn=eならば,Gは有限群である。

Gを群、eGの単位元とする。xGに対し、以下が成り立つ:
ord(x)=|x|=dxd=xord(x)=e(dN)

(Z,+)は無限巡回群である。生成元は1である。

Gを群、eGの単位元とする。このとき、
(1)G/{e}Gである。
(2)G/G{e}である。

巡回群はAbel群である。

Kを環、K:=K{0},K×:={aKa}とする。
このとき、Kが体ならばK=K×である。
環では成り立たない。例えばZZ×など。

Kを体、Mn(K)K上のn次正方行列全体とする。このとき、M1(K)Kは体同型である。すなわち、M1(K)Kである。

投稿日:20241222
更新日:320
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