この記事では凸解析学の中でも、基礎となる凸集合の定義から記載していきます。
凸集合について、定義や基本性質などを図を交えてまとめていきます。
集合
集合
集合
集合
convex set(凸集合)
2点
non-convex set(凸でない集合)
2点
cone(錐)
点
convex cone(凸錐)
<証明の考え方>
この問題を図で確認してみることにします。
cone, non convex(凸でない錐)
上の図では
convex cone(凸錐)
一方で上の図では集合
<証明の考え方>
どちらについても、convex(凸)の定義をみたすことを確認すればOKなので、集合から任意の2点
(i) を示す。
(ii) を示す。
この問題を図で確認してみます。
凸集合
上の図のような凸集合
この問題から見えることは集合の凸性については、和とスカラー倍をしても維持されるということです。
ご覧いただきありがとうございます。本記事では凸集合の定義の説明といくつかの演習問題を解きました。また少しでも分かりやすくなればと思い、図を載せました。間違いなどございましたらご指摘いただけますとありがたいです。
書籍「Convexity and Well-Posed Problems」の内容をベースに記事にしております。