今回は, 二重数について考えていきます。二重数というのは, いわば複素数の兄弟のような数で, 自動微分などの考え方がプログラミングに応用されています。今日は, そんな数で微分積分やゼータ関数を考えてみましょう!
今回はあくまで研究成果を書くだけなので, 厳密な証明を省く場合が多々あります。後々記事にはするつもりですので悪しからず。
また, 研究段階なので「あれ?これで終わり」となることが多々あります
(´;ω;`) <研究することが多すぎる…
二重数とは
上の式に
そのため, 除法には細心の注意を払う必要があります。
また, 重要な性質として, 以下のように微分できることが挙げられます。
多項式
これは, 展開すればすぐにわかります。
とすると,
3項目以降には
となります。
無限次の場合に適応していいのかについては議論すべきかもしれませんが, とりあえず一般の関数にも適用させてみます。すると
であることがわかります。
では, 微分について考えてみましょう!
要訂正箇所です。無視してください
となる。
(※二重数の性質上, 極限をとるのが難しかったので, 実数の極限でお茶を濁しています)
「まあ, そうだよね」としか言いようがない定義ですね。
複素関数のときと全く同じです。しかし!次の定理で「二重数すげぇ!」ってなるはずです。
正則関数(微分可能な二重数関数)はすべてこのように表せる。
ただし,
を比較することによって, コーシー・リーマンの方程式の類似
が得られます。そこから代入して色々すると元の式が得られます。
また, このことから
(
そして, そこから複素数と同様にコーシーの積分定理が得られます。
第一項は
第二項は積の微分公式より,
よって
さて, これでコーシーの積分定理が示せたので, コーシーの積分公式(やグルサの定理)に...と言いたいところですが, ここで二重数の厄介な性質が浮き彫りになります。
それは有限個の点を除いて正則な関数が作れないという性質です。
例えば,
するとこの関数はここでやめたらいいね貰えないので何か別の方法を考えましょう。
そう, 複素数なら積分がすごいやりやすいのです。
なのでここからは
まず手始めに
すると
となり, 普通に複素積分したときと同じようになります。
つまり, 純二重数はある意味で0と同じように考えられそうだとわかります。
では, 今度は円柱の側面
となります。また, ここから応用してグルサの定理も導けます
ただし
が...これって面積分の定義から考えたら当たり前なんですよね。
積分する領域が円柱形だから複素積分の結果に
しかし, 残念ながらこれ以上書けるような一般論が見つかっていないので, 積分の話はここまでです。(トーラスでの積分も考えましたがめんどくさいのでまたの機会に)
次は, この二重数を拡張してみましょう!!!
ここまでは
ただし,
しかし, ここで一つ問題が出てきます。
じゃあもう同一視するものとしないもの, 二種類作っちゃいましょう!!
環
である。ただし, 任意の
また,
とするとき,
を添加した環
では最後にゼータ関数の話をしましょう!!
となるため
これでは少々味気ないですね。少々定義を改良してみましょう!
ここから下の話題は不十分です!!
うまく訂正でき次第投稿します
と表せる。よって
もしかしたら, このゼータ関数の性質が分かればリーマンゼータ関数もわかるかも...?
では, 添加する数を増やしたらどうなるのでしょうか。
となります。複数個の場合でも同様のことが言えそうですね。
色々と粗雑でしたが何とか終わりました(怪しい部分は指摘してください)。にしても勝手に自分の名を冠した関数を作ってもよかったのだろうか...それにしても前半に比べて後半が手抜き過ぎるな
この記事を読んで少しでも二重数に興味をもったなら, この未開の地に踏み込んでみてください!!!
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