は互いに素でを満たすとする。が正の整数なら
である。
を固定し、となる実数について
と定義する。
を示せば十分である。
は一般化二項定理より
とかけるので、
を得る。ここで変数変換をすることで、
積分範囲はとなり、はになる。
これらは部分分数分解によりという形をした微分形式の和で書けるからが従う。
ここで、任意のインデックスはweight,depthのインデックスからとの繰り返しで作ることができる。の一番右の要素がの時、は
また、の一番右の要素がより大きい時、は
となるので上の操作を繰り返してもしくは(は正整数)をを用いて反復積分した形に直すことができる。
となるので、はを用いた反復積分で表せるから、上の補題でも用いた変数変換によりがlevel-,weight-のMLVの線形結合で表されることがわかる。