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apu氏の予想に関する考察[2]

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はじめに

こちら の記事に書いてある予想について、色々な方向から考察していこうと思います。

予想の概要

数列An(k) (k=1,2,n)を以下のように定義する。

方程式xnxn1x2x1=0n個の解α1,α2,αnに対して、
An(k):=i=1nαik

このAn(k)が今回の予想で重要になってきます。

apu氏の予想

上の状況で、An(k)=2k1である。

今回の予想

表記を簡便化するために様々な定義をしておく。

基本対称式

複素数を要素に持つdepthnのインデックスΛ={λ1,λ2,λn}に対して、多項式
fΛ(x):=m=1n(x+λm)
を定める。このときのxnkの係数をSk(Λ)と書き、インデックスΛk次基本対称式と呼ぶことにする。

方程式xnxn1x2x1=0の解α1,α2,αnを1つにまとめたインデックスKnを、以下のように定義する。
Kn:={α1,α2,αn}

上の定義に沿って、今回の僕の予想を書きます。

この記事の本題

漸化式
An(k)=m=1n(1)m+1Sm(Kn)An(km)
が成り立つ。

また、解と係数の関係より
Sm(Kn)=(1)m+1
なので

書き換え

漸化式
An(k)=m=1nAn(km)
が成り立つ。

さいごに

apu氏の予想に関する予想というより、対称式に関する予想になりましたが、たぶん同値です。たぶん。
この予想に関する情報等ありましたら、コメントで教えてくださると有難いです。

投稿日:2021124
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Ιδέα
Ιδέα
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割り算が苦手です

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