とおき、級数,およびを
と定義する。これらの級数の収束性を確認する。
について確認すると、ダランベールの収束判定法から
を満たせば一様収束する。これを満たすは
なので収束領域は。について確認すると、
を満たせば一様収束する。これを満たすは
なので収束領域は。よってとの収束領域はいずれもであることが確認された。
つぎにとの和をと定義すると
となる。なおの変換は
こちらの記事
で示した。
つぎにが偶関数、が奇関数であることから
よってとを足して
からを引いて
のをに置き換えると
となり、が証明された。は
なのでのをに置き換えて
となりが証明された。