フレネル積分とは、以下の積分を指します。(S(x)=∫0xsint2dtのことを指すこともありますが、この記事ではS(∞)をフレネル積分と呼んでいます)
∫0∞sinx2dx=π8
(証明)∫0∞sinx2dx=Iとおきます。I=12∫0∞sinxxdx
ここで、ガウス積分( https://mathlog.info/articles/89 ) より
∫0∞e−xyydy=∫0∞e−yyxdyx=1x∫0∞e−yydy=1x∫0∞e−y2y22ydy=2x∫0∞e−y2dy=πx
となるので、
I=12π∫0∞sinx∫0∞e−xyydydx=12π∫0∞1y(y2+1)dy=12π∫0∞1y2(y4+1)2ydy=1π∫0∞1y4+1dy=18π∫0∞(y+2y2+2y+1−y−2y2−2y+1)dy=18π[12logy2+2y+1y2−2y+1+tan−1(2y+1)+tan−1(2y−1)]0∞=π8π=π8
証明できました。
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