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大学数学基礎解説
文献あり

実対称行列の対角化からのスペクトラル分解

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以下ではn×n実行列のみを考える。
対角成分がa1,,anの対角行列をdiag(a1,,an)と書く。つまり
diag(a1,,an):=[a100an]
とする。
行列Aの転置行列をAと書く。
そしてA=Aを満たすときAは対称行列であるという。
またA=A1を満たすときAは直交行列であるという。
次は有名な定理。

対称行列の対角化

Aが対称行列なら、あるλ1,,λnRとある直交行列Oがあり
A=O1diag(λ1,,λn)O
と書ける。

ここでE1:=diag(1,0,0,,0),E2:=diag(0,1,0,,0),,En:=diag(0,,0,1)と置き、Pi:=O1EiOを考える。

対称行列のスペクトラル分解

対称行列Aは上で与えたようにスペクトラル分解A=λ1P1++λnPn出来る。

スペクトラル分解については参考文献の通り。

参考文献

投稿日:20211121
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