この記事は、「連載 グラフアートを描こう」の第2回です。
第1回
を読んでいない人はそちらから読んでいただくとより理解が深まります。
第2回は「直線を描こう」であると予告しましたが、構成を見直し、今回はグラフとは何かについて書くことに決定いたしました。
直線の方程式を楽しみにしていた皆さん、申し訳ございません。
この記事では、グラフアートの構成要素であるグラフとは一体何なのかを解説します。
グラフとは、
(厳密には正しくないですが、グラフアートを描くためにはこの定義で十分です)
一般に、
「
前回の最後に描いた、「
こうして、
では、もっと複雑な数式のグラフも描いてみましょう。
グラフを描くためには、この数式を満たす点を全部集めればよいですね。
そこで、試しに
計算が大変ですが、実際に点を描くと次のようになるはずです。縦に長いので少し小さめに表示しています。
特徴的な曲線が見えてきましたね。この間の点も全部描くと、次のような曲線になります。
左辺に来るのが
まずは、
実際に描くと、次のような図形が浮かび上がってきます。
真ん中が少しわかりにくいですが、もっと点を描いていくと、縦長の楕円ができます。
数式と点を出すので、その数式のグラフにその点が含まれるかどうか判定してみてください。全部で4問です。
(下にスクロールしてください)
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(1)~(3)は代入するだけです。
(4)は、ヒントを使用して、左辺>右辺を示します。
これで
ちなみに、グラフの形状としては、(1)は直線、(2)は放物線、(3)は円、(4)は
グラフの描き方が分かったところで、次はグラフの動かし方について学びましょう。
第3回
は、「グラフを動かそう」です。