この記事は、「連載 グラフアートを描こう」の第3回です。
第1回
、
第2回
を読んでいない人はそちらから読んでいただくとより理解が深まります。
この記事では、グラフを上下左右に動かす方法について解説します。
描画したパーツを動かすのはお絵かきソフトでは必須機能ですが、グラフアートでも同様のことができます。
まずは、ここにいくつかの
この表を埋めると、次のようになるはずです。簡単な計算なので、すぐ下に答えがあります。スクロールは用意していません。
さて、この表の
そうですね。
これがまさに、グラフを動かすときに使う考え方です。
数が右にずれるということは、当然グラフも右にずれます。例えば、上の表から次のことが分かります:
一般に、ある数式のグラフを右に
あるいは、このようにも考えることができます: 本来
これは前回描いた
これを右に
そうですね、
お好みで括弧を展開して、
もちろん、
これを右に
右へ動かすことはできましたが、左へ動かすにはどうすればよいでしょうか。ここでもこの考え方が役に立ちます:
今度は
グラフからも、うまくいっていることがわかります。
また、右へ動かしたグラフを左へ同じ量動かすと元に戻るはずですが、
左右へ動かす方法はわかりましたが、上下へ動かすにはどうすればよいでしょうか。
答えは非常に単純です。
では、
「右辺に
当然、
マイナスをプラスに変えると下へ動きます。
ここまでのことを使うと、グラフを好きなところへ動かすことができます。例えば、今まで使ってきた楕円
このグラフを、右に
(下にスクロールしてください)
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となります。
移動ができたら、次は大きさを変えてみましょう。
第4回
は、「グラフを拡大・縮小しよう」です。
可能な限り連載を続けるようにしますが、作者失踪などで連載が中断する可能性もあります。連載が中断したことによる読者への不利益に関して、作者は一切の責任を負いません。