この記事は
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に載せた問題の解説になります.
この記事では(4),(5)の問題の解説をします.
(1)(2)(3)の解説は
こちら
.
(6)(7)の解説はそのうち書きます.
問題文
問題
点を次のように定めた.以下,で線分の長さを表す.
- はを頂角とした,の鋭角二等辺三角形とする.
- となるように,線分上に点をとる.
このとき,であった.次の問いに答えよ.ただし,必要に応じて二次方程式の解のうち大きいほうをとしてよい.
(1)
(2) 及びをを用いて表せ.
(3) を求めよ.
(4) 点をと表す.とするとき,
をとの一次結合で表せ.
(5) 直線と,直線の交点を,
直線と,直線の交点をとする.
このとき,及びを求めよ.
(6) ある角度が存在して,を回転させると,は,を極とした同一の極方程式で表された曲線に接することを示せ.
(7) を求めよ.
(4)の解説
の位置. 平行な辺は色で分けている.
であるため,
.また,であるため,
. よって,
であることから,を求めれば良い.(ただし,であることを用いた.)
よって,
(5)の解説
について考える.他のについても,であるため,は一定である.
をである実数とし,はをに内分する点とすると,
.
は直線上にある点であるため,実数を用いて,と表される.
であるため,係数を比較して連立方程式を解けば,
を得る.よって,
また,を求めると,同様の議論によって,
であり,
であると分かる.
前述の相似性により,が成り立つので,
について,チェバの定理より,
であり,であるため,はの中点であると分かる.
(7),(8)も頑張って描きます