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C型量子群のoscillator表現

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Cn型の量子群Uq(sp(2n))の表現の構成に関するメモ書きである。
oscillator表現という名前がついている。
記号や補題に関しては D型の記事 を参照してほしい
以下、1<knとする。

E1=i[2]x12F1=i[2]D12H1=θ1+12d1=2,K1=qd1H1Ek=xkDk1Fk=xk1DkHk=θkθk1dk=1,Kk=qdkHk

表現であることの証明
[E1,F1]=([θ1+2][θ1+1][θ1][θ11])/[2]2=[2θ1+1]/[2]=[H1]2
[Ek,Fk]=([θk][θk1+1][θk+1][θk1])=[θk1+θk]=[Hk]
よって[El,Fm]=δlm[Hm]dm
Serre関係式
E12E2[2]2E1E2E1+E2E12=1[2]2x13x2([θ1+4][2]2[θ1+2]+[θ1])=1[2]3x13x2([θ1+4][2][4][θ1+2]+[2][θ1])=1[2]3x13x2([θ1+4][2][θ1+4][2])=0
F12F2[2]2F1F2F1+F2F12=1[2]2D13D2([θ13][2]2[θ11]+[θ1+1])=1[2]3x1x2([θ13][2][4][θ11]+[2][θ1+1])=1[2]3x1x2([θ13][2][θ13][2])=0
E23E1[3]E22E1E2+[3]E2E1E22E1E23=i[2]D1x23([θ1+2][θ1+1][3][θ1+1][θ1]+[3][θ1][θ11][θ11][θ12])=i[2]D1x23([2][θ1+1][θ11]+[2][θ1+1][θ11])=0
F23F1[3]F22F1F2+[3]F2F1F22F1F23=i[2]x1D23([θ1+3][θ1+2]+[3][θ1+2][θ1+1][3][θ1+1][θ1]+[θ1][θ11])=i[2]x1D23([2][θ1+2][θ1][2][θ1+2][θ1])=0
あとはA型の場合と同様である。

この表現のmodule algebraを考察したが、整合性を持つような積を構成することが出来なかった。というのも、ΔK1=K1K1だが、H1=θ1+1/21/2によって、多項式の次数が1/2だけずれてしまうからである。A,D型など1階微分演算子の表現に対しては構成できていたが、この表現が異質で、良い構成をつくることができなかった。
なお、C2型のリー代数には1階の微分演算子の表現は存在し、
E1=x12x34, E2=x23
F1=x21x43, F2=x32
H1=θ1θ2+θ3θ4, H2=θ2θ3
というふうになる。しかし、困ったことに、これの量子化を試みたが、ナイーブに微分をq微分に置き換えるも、[E2,F2]=[H2]2,[E2,F1]=0のはずだが、
[1x3[θ3],1x3[θ3]2]0なので失敗する。まだまだ謎が多い。

投稿日:20231012
更新日:20231115
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赤げふ
赤げふ
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東工大情報B4 数学,理論物理,Minecraft計算機/微分演算子の記事を書きます/主に表現論,量子群,物理の数理に興味があります

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