この記事では SunPillar さんの記事「 円に接しまくるn次関数 」にて提起された問題
・
・円
・またその接点のうち
を満たすようなものを求めよ。
について個人的に考察したことをまとめていきます。
ちなみにこの記事ではこのような関数が一意に定まるかどうかについては考察しませんのであしからず。
SunPillarさんの記事
では
私はまず同記事に載っている
と表せる。
また
と表せる。
一見何の法則性も見えませんが流石にこれだけのデータを揃えたことで一筋の光明が差し込み、いくつかの試行錯誤の末に以下の予想を立てることができました。
が成り立つ。
特に
が成り立ち、
が成り立つ。
Desmos
で実験してみると上の予想は実際に正しそうだということがわかります。
なので次に
という多項式の性質について考えました。
まずは閉じた形を求めようと母関数を考えたりなんだりした結果次のような性質を持つことがわかりました。
が成り立つ。特に
とも表せる。
このことについては
いまこれを
とおくと
が成り立ち、
が成り立つ。
特に
が成り立つ。
いま円
そのことに注意して
が成り立つ。
自明。
は
によって定めると定理3より
が成り立つ。
したがって
と変形でき、これが
が成り立つことが必要十分である。
いま
が成り立つことがわかる。
の解
が成り立つ。また
も成り立つ。
であったので
なる
特に
が成り立つ(複号同順)。
したがって
がわかる。
以上により
ということで上でわかったことについてまとめておきましょう。
とおき、
とすると
はい。なかなか手応えのある問題でしたがとりあえず形にはなってよかったと思います。
特に言うことも思いつかないのでこの記事はこんなところで。では。