みなさんこんにちは。
突然ですが、部分分数分解って面倒ですよね!
ヘヴィサイドのカバーアップ法
なんてのもありますが、分母に2乗があったりすると、微分が必要だったりして計算が大変です。
そこで私、閃きました。
のように分母が2乗になっているところを
のように新しい変数
いやあ、我ながら天才的な発見をしてしまった。微分なんていらんかったんや!
早速使ってみるとしましょう!
問.
まず、
という関数を考えます。これをヘヴィサイドなり
この方法(宣伝)
なりで部分分数分解すると
となります。あとはここに
代入できない……だと……?
このままでは、
いや、ここで諦めるような私ではありません!そう、代入できないなら、極限を考えればいいじゃない!
ということで、
ここでは、先に
さて、
において
となります。面倒そうな極限が出てきましたね。そのまま代入すると
とおくと、上で現れた極限はちょうど微分係数
より
となります。以上から、求める部分分数分解は
となります!
WolframAlpha で検証したところ、結果も正しそうです。めでたしめでたし。
(´・ω・`)
ではまた。