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集合と写像と逆像

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概要

他の記事用に集合X, Yの間の写像f:XYの性質について軽くまとめたい。

本文

X, Yを空でない集合とし、写像f:XYを考える。この時、fの逆を任意のBYに対して以下のように定める。

f1(B):={xX;f(x)B}

fB1,B2,Yに対して以下が成立する:

  1. f1(Bc)=(f1(B))c,
  2. f1(iIBi)=iIf1(Bi)
  3. f1(iIBi)=iIf1(Bi)
  1. xf1(Bc)をとると、f(x)Bcf(x)Bとなる。これはxf1(B)x(f1(B))cである。よって、f1(Bc)(f1(B))c。これを逆に辿って反対の包含関係を得る。

  2. xf1(iIBi)をとる。この時、f(x)iIBif(x)Bi0となる。よって、xf1(Bi0)。故に、xiIf1(Bi)なので、f1(iIBi)iIf1(Bi)を得た。これを逆に辿って反対の包含関係を得る。

  3. xf1(iIBi)をとる。この時、f(x)iIBif(x)Biとなる。よって、xf1(Bi), i。故に、xiIf1(Bi)なので、f1(iIBi)iIf1(Bi)を得た。これを逆に辿って反対の包含関係を得る。

投稿日:2023328
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投稿者

derwind
derwind
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数学を専攻してたはずのに気がついたら道を踏み外しちゃったよ的なー。プログラムでの検証等々は https://zenn.dev/derwind でうにょうにょ。

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