皆様ごきげんよう。
連立方程式というと、代入法・加減法から始まり、対称式なら和と積、同次式なら比、といった「形と解法の組」を思い浮かべるかもしれません。しかし、形が見えた後に何を決めるための操作なのかが分からないと、初見の問題では選べません。
この記事では、連立方程式を「複数の条件が、未知数の動ける余地をどう絞っていくか」という視点で読み直します。まず代入法と加減法の論理を確かめ、構造ごとに操作の目的を整理します。最後は見る順番を作り、実践問題でその順番を使います。
目次
1 読む前の確認――関数・解・自由度
2 連立方程式と同値変形――代入法・加減法
3 条件を整理する――対称性・交代性・循環性
4 大きさと比――同次性・比例・相反構造
5 候補を絞る――因数分解・非負性・判別式・図形
6 視点をつなぐ――初見の問題を読む順番
7 実践問題――十二題で見る順番を使う
8 おわりに
本編で使うのは、高校数学の式変形・二次方程式・基本的な不等式です。実践問題の「模範解答」は短い答案、「解説」は方針を選ぶ理由として分けました。まず問題文だけを読み、何を減らしたいのか考えてみてください。
既に分かっている方は、この節を読み飛ばして構いません。
第2章から読む
こともできます。
方程式とは、未知数を含む等式です。その等式を成り立たせる値を解といい、解を求めることを「方程式を解く」といいます。例えば$x+y=3$の解は一組ではありません。$(x,y)=(1,2)$も$(0,3)$も解です。一方、$x+y=3$と$x-y=1$を同時に満たすのは$(2,1)$だけです。ここでは実数解を考え、断りのない限り「組」は順序を区別します。
関数$f$は、それぞれの入力に対して値を一つ定めるものです。$f(x)=x^2+1$なら$f(t)=t^2+1$であり、$x,t$は入力に付けた名前です。
一方、$F(x,y)=x^2+1$と書けば二つの入力を受け取る関数としても扱えます。この$F$の値は$y$に依存しませんが、入力を二つ持つこと自体はできます。$f(x)$の文字を$f(t)$に替えることと、$f(x)$を$f(x,y)$にすることは別の話です。
$y=f(x)$のように一方の文字を他方で表した形を陽関数表示、$F(x,y)=0$のように関係を式で与える形を陰関数表示と呼びます。後者が全体として一つの$y=f(x)$になるとは限りません。例えば$x^2+y^2=1$では、$-1\lt x\lt 1$の各$x$に対して$y=\pm\sqrt{1-x^2}$の二つがあります。
また、$y=x^2$では、$x$を決めれば$y$は一つですが、正の$y$を決めても$x$は二つです。「一方を決めれば他方が一つ」と言える向きまで確かめます。
この記事でいう「自由度」
条件を満たしたうえで、なお独立に動かせる量の多さを、この記事ではひとまず自由度と呼びます。専門的な定義を導入するためではなく、条件の働きを考えるための表現です。
$x+y=3$なら$x$を選ぶと$y$が決まり、自由に選ぶ量は一つです。さらに$x-y=1$を課せば両方決まります。
ただし、「式が一本増えれば自由度が必ず一つ減る」という規則はありません。 実数なら$x^2+y^2=0$は一本だけで$(0,0)$を強制します。一方、
$$
\begin{cases}x+y=1,\\2x+2y=2\end{cases}
$$
は二本でも実質同じ条件です。式の本数と、その式が与える情報の量は同じではありません。後で見る不等式の等号成立や、二式の独立性を考えるための下準備です。
連立方程式は、例えば
$$
\begin{cases}F(x,y)=0,\\G(x,y)=0\end{cases}
$$
という複数の条件を同時に満たす組を求めるものです。図形なら二つの条件が表す曲線の共有点と読むこともできます。式の本数だけで解の個数は決まりません。二式が同じ情報かもしれず、一本が二つの文字を同時に固定することもあるからです。
また、「連立方程式を解け」と書かれていない問題でも、根の和と積、図形の長さと面積など、途中で複数の条件が得られれば、それを同時に扱うことになります。
連立方程式の同値変形とは、変形の前後で解となる組の集合が変わらない変形です。例えば$x=1$から$x^2=1$は導けますが、$x^2=1$から$x=1$は導けません。前向きの矢印しか示せないときは、元の条件の必要条件を得ただけかもしれません。
候補を増やす操作と、候補を落とす操作
両辺を二乗すると、元の式を満たさない候補が加わることがあります。必要条件だけで候補を作った場合は、最後に元の式へ戻して確かめます。
$x$で割るなら$x=0$を別に調べます。また、$x^2=4$からは$x=\pm2$であり、$x=2$だけではありません。零の場合や平方根の符号を落とさないようにします。
キーワードは「代入元の式を残す」です。
代入元の条件を保ったまま、もう一方の条件を書き換えます。この「残す」が、代入法を同値変形にしています。
$$
\begin{cases}y=f(x),\\G(x,y)=0\end{cases}
$$
を考えます。$y=f(x)$という条件の下では、第二式の$y$を$f(x)$へ替えられます。正確には
$$
\begin{gathered}
\begin{cases}y=f(x),\\G(x,y)=0\end{cases}\\[4pt]
\Updownarrow\\[4pt]
\begin{cases}y=f(x),\\G(x,f(x))=0\end{cases}
\end{gathered}
$$
第二式を書き換えたのであって、第一式を捨てたのではありません。 $G(x,f(x))=0$だけを残せば、$y$が任意でも成り立つ組まで入ってしまいます。
例えば$y=x+1,\ x+y=5$なら、代入後の$2x+1=5$だけからは$y$が決まらず、残していた$y=x+1$で$(x,y)=(2,3)$へ戻します。
答案では第一式を毎行書かなくても構いません。ただし論理的には保持しており、最後の復元に使っています。「代入法で文字が消えた」とは、もう一つの式からその文字を消した、という意味です。
二つの式を$A=0,\ B=0$と書けば、
$$
\begin{gathered}
\begin{cases}A=0,\\B=0\end{cases}\\[4pt]
\Updownarrow\\[4pt]
\begin{cases}A=0,\\A+B=0\end{cases}
\end{gathered}
$$
逆向きは$(A+B)-A=B$から分かります。一方の式を残しているから戻せるのです。$A+B=0$だけを残しては、$A=1,B=-1$まで許してしまいます。
一般に、一方を残し、他方へその式の定数倍を足しても同値です。例えば$x+y=3,\ x-y=1$で前者を残し、後者へ前者を足せば$x+y=3,\ 2x=4$。ここから$x=2,y=1$です。
ここで、式に別の式の定数倍を足すことと、一つの式に何かを掛けて置き換えることは区別します。後者では、掛ける数が零にならないことを確かめます。例えば$A=0$を$xA=0$だけに置き換えると、$x=0$で$A\ne0$という余分な場合まで許すことがあります。
代入法も加減法も、文字消去
一つの条件を保ちながら、もう一つの条件から文字を消す。二つの方法の狙いは共通しています。一次式以外でも、この考え方が出発点になります。
一つの式から$y$をすぐ表せる、あるいは二式の差で高い次数の項が消えるなら、先に短く試します。例えば$x^2+y=5,\ x^2-y=1$は、差を取ると$2y=4$です。何かの構造が見えても、操作後に得たいものが直接得られるなら、大きな置換は必要ありません。
直接消しにくいときは、個々の未知数を追う代わりに、条件が共通して扱う量を探すことにします。
$x,y$を入れ替えても値が変わらない式を、$x,y$について対称な式と呼びます。例えば$x^2+y^2$や$x^2y+xy^2$は対称ですが、$x^2y$だけなら一般には対称ではありません。
二変数の対称な多項式では、
$$
s=x+y,\qquad p=xy
$$
を使うと、例えば次のように表せます。
$$
\begin{aligned}x^2+y^2&=s^2-2p,\\x^3+y^3&=s^3-3ps.\end{aligned}
$$
目的は$x,y$を個別に決める前に、条件が実際に見ている情報を$s,p$へ集めることです。連立の二式が$s,p$だけで書ければ、まず新しい二文字の連立を解けます。
ただし$s,p$が求まっただけでは終わりません。元の$x,y$は
$$
t^2-st+p=0
$$
の二根です。実数$x,y$が存在するための条件は$s^2-4p\ge0$であり、指定された正負や範囲も確認します。
置換は、元に戻れるところまで
$s^2-4p=(x-y)^2$なので、判別式は対称な情報から元の組に戻れるかを測っています。新しい文字の値が求まったら、それが元の実数から作れる値か確かめます。
$x,y$を交換すると符号が逆になる多項式$H(x,y)$を交代式と呼びます。$H(x,x)=-H(x,x)$から$H(x,x)=0$。したがって$H$は$x-y$を因子に持ちます。例えば$x^3-y^3$や$x^2y-xy^2$です。
連立方程式で交代式が$0$になったら、$x-y=0$の場合と、残った因子が$0$の場合に分けられます。目的は、一つの複雑な条件を、性質の違う簡単な場合へ分割することです。$x-y$でいきなり割ると、まさに$x=y$という候補を落とします。
三変数で、どの二文字を交換しても符号が変わる多項式は、$(x-y)(y-z)(z-x)$を因子に持ちます。ここで「どの交換でも」という条件が大切です。
$x\to y\to z\to x$と順に動かしたとき形が保たれるものを循環的といいます。例えば$x^2y+y^2z+z^2x$は循環式ですが、$x,y$だけの交換では一般に同じ値になりません。循環式一般に差積の因子がある、という主張は成り立ちません。
連立の三式が循環しているなら、隣同士を引くと$x-y,\ y-z,\ z-x$に関する関係を得られることがあります。これを三つつなぎ、正負や積から場合を絞るのが一つの使い方です。循環性の目的は、似た三条件の差に同じ型の関係を作ること。循環性だけで$x=y=z$と決めることはできません。
実践問題4
で実際に確かめます。
零でない各項で、考えている文字の指数の合計が同じ多項式を同次式と呼びます。例えば$x^2+3xy-y^2$は二次同次式で、$F(tx,ty)=t^2F(x,y)$です。同次式の定義や比の選び方そのものは、以前の記事
大学入試で使えるらしい同次式を知る
で詳しく扱いました。ここでは二つの条件を同時に解くときの役割に絞ります。
二次同次式$H(x,y)=0$なら、$(x,y)$を同時に零でない数倍しても$H=0$です。零でない解があれば、その共通倍率を変えた組も解になるため、その大きさは固定されません。そこで方向、つまり比を先に調べます。ただし、$x^2+y^2=0$のように実数解が原点だけの場合もあります。$y\ne0$なら$t=x/y$として$H(x,y)=y^2H(t,1)$。比の方程式を先に解けます。
一方、$x^2+y^2=5$は大きさも指定します。例えば
$$
\begin{cases}H(x,y)=0,\\x^2+y^2=5\end{cases}
$$
という連立なら、第一式から比$t$を求め、第二式の$y^2(t^2+1)=5$から大きさと符号を求める、という分担ができます。比$t$が決まっても$(x,y)$と$(-x,-y)$が残り得ます。
一方の条件で比を決め、別の条件で大きさを決める
比$t=x/y$が分かると$x=ty$です。残る共通の倍率$y$を、$y^2(t^2+1)=5$から決めます。比を知ることと、元の二文字の値を決めることを分けて考えています。
割る前に、零の場合を確かめる
$y$で割るなら、$y=0$が解になり得るかを先に調べます。
同次なのは左辺の式です。$F=0$と$F=5$では共通倍率の扱いが違うため、右辺も含めて条件を見ます。
例えば正の$x,y,z$について
$$
\frac{x}{y+z}=\frac{y}{z+x}=\frac{z}{x+y}
$$
なら、共通の値を$k$、$s=x+y+z$と置くと$x=k(s-x)$、同様に$y=k(s-y)$、$z=k(s-z)$。つまり
$$
\begin{aligned}(1+k)x&=ks,\\(1+k)y&=ks,\\(1+k)z&=ks.\end{aligned}
$$
$k\gt 0$なので$x=y=z$です。三つの分数を次々に交差させる前に、共有している情報を$k$に集めるのが目的です。和$s$が別の条件で与えられれば、その後に三数の値まで決まります。分母が零の可能性がある一般の問題では、比例式を書いた時点の定義域を守ります。
$xy=1$なら$x,y$は互いの逆数です。個別の値より$x+y=x+1/x$を先に知る方が有利な場合があります。$x+y=s,\ xy=1$が分かれば、$x,y$は$t^2-st+1=0$の二根で、入れ替えると互いに逆数になります。
一変数でも、$t\ne0$として係数が前後対称な
$$
t^4+at^3+bt^2+at+1=0
$$
は、$t^2$で割ると
$$
\begin{aligned}
&\left(t+\frac1t\right)^2\\
&\quad+a\left(t+\frac1t\right)+b-2=0.
\end{aligned}
$$
$u=t+1/t$と置く目的は、$t$と$1/t$の両方を一つの情報へまとめ、四次式を二次式にすることです。実数$t\ne0$では$u\ge2$または$u\le-2$であることも忘れません。実際、$t^2-ut+1=0$に実根があるためには$u^2-4\ge0$が必要です。
実践問題7
ではこの形が、$xy=1$という別の条件とつながります。
$UV=0$なら$U=0$または$V=0$です。例えば
$$
\begin{cases}x^2-y^2=0,\\x+y=2\end{cases}
$$
では$(x-y)(x+y)=0$。第二式から$x+y=2\ne0$なので$x-y=0$、結局$(x,y)=(1,1)$です。因数分解の目的は、複雑な一条件を、確認すべき枝へ分けること。枝によって別の式との相性が変わります。
元が$UV=0$なら二つの枝の両方を調べます。積を零にした式が二式の差などから得た必要条件なら、枝ごとの候補は元の二式にも戻して確かめます。この区別は総合問題でも重要です。
実数$U,V$に対し$U^2+V^2=0$なら、それぞれが零です。一本の式で二条件が出るのは、各項が非負だからです。同様に、正の$x,y$では$(x-y)^2\ge0$を整理して$x+y\ge2\sqrt{xy}$。$x+y=2\sqrt{xy}$まで分かれば$x=y$が強制されます。
例えば$x,y\gt 0,\ x+y=4,\ xy=4$なら、$x+y\ge2\sqrt{xy}=4$が等号です。従って$x=y=2$。二式から候補を漫然と計算する代わりに、与えられた条件が不等式の端に達していないか見ています。
平方和と一次式の組にも、重要な等号があります。
$$
\begin{aligned}&(u^2+v^2)(x^2+y^2)\\&\quad-(ux+vy)^2\\&=(vx-uy)^2\ge0.\end{aligned}
$$
ここで$u,v$は定数です。二つの条件によって左辺が零になったら、$vx=uy$まで決まります。これはコーシー・シュワルツの不等式の等号の場合を、平方完成で確かめたものです。
不等式から、値を決める条件へ
連立条件によって不等式が等号になれば、その等号成立条件が新しい制約になります。どの不等式を使う場合も、等号がいつ成立し、元の条件と同時に成立するかまで確認します。
対称式を$s=x+y,\ p=xy$へまとめた後、$x,y$を実数へ戻せる条件は
$$
D=s^2-4p\ge0.
$$
$D\gt 0$なら順序を区別して二組、$D=0$なら一組、$D\lt 0$なら実数解なしです。もちろん、さらに$x,y\gt 0$などがあれば別途調べます。判別式の目的は、変形して得た新しい文字の値が、元の未知数から実現できるかを判定することです。
代入法で$y=x^2$と$y=mx+b$を合わせる場合も、共有点は$x^2-mx-b=0$の実根です。判別式の符号は交点が二つ、一つ(接する)、零個のいずれかを表します。
$R\gt 0$、$(u,v)\ne(0,0)$とします。このとき$x^2+y^2=R^2$と$ux+vy=c$は、原点中心の円と直線です。直線が円と交わるかは、原点から直線までの距離
$$
\frac{|c|}{\sqrt{u^2+v^2}}
$$
と半径$R$を比較して判定できます。距離が$R$より小さければ二点、等しければ一点、大きければ共有点はありません。
共有点が存在する条件を代数で書けば、
$$
c^2\le(u^2+v^2)R^2
$$
です。これは、先ほどのコーシー・シュワルツの不等式に、$ux+vy=c$と$x^2+y^2=R^2$を入れても得られます。等号は$(x,y)$が$(u,v)$の実数倍のときです。
図形に直す目的は、二式を別々の計算として追わず、共有点の個数や接触という位置関係で捉えることです。
判別式と図形は別々の結論を与えるわけではありません。接するなら判別式は零、直線の距離が半径と等しくなります。問題で座標が必要なら代数計算へ戻り、個数だけなら図形で済むこともあります。
例|値の条件から、根の条件へ
最高次係数が$1$の二次多項式$f(t)$に、重複を含めて二つの正の根$r_1,r_2$があり、$f(0)=4,\ f(1)=1$だとします。
$s=r_1+r_2,\ p=r_1r_2$と置けば
$$
f(t)=t^2-st+p
$$
より、
$$
\begin{cases}p=4,\\1-s+p=1\end{cases}
$$
となります。
よって$s=p=4$です。ここで$r_1+r_2=4,\ r_1r_2=4$という問題文には書かれていなかった連立条件が現れました。$(r_1-r_2)^2=s^2-4p=0$、または相加相乗平均の等号から$r_1=r_2=2$。従って$f(t)=(t-2)^2$です。
値の条件を根の和と積に翻訳し、二条件を合わせ、最後は非負性の等号を使いました。代入・対称性・不等式は対立する「流派」ではなく、段階によって役割が移る道具です。
より発展的な例として、以前の2026正月作問!では、多数の正の根の和と積を条件から取り出し、一般の相加相乗平均の等号成立につなげています。
これは考え方を示す発展例であり、$n$個の正数に対する一般の相加相乗平均を、通常の大学入試でそのまま使用することを想定した例ではありません。ここでは二数の平方の恒等式だけで追える例を本筋に置きます。
次の順は、手法の名前を判定する表ではなく、何が進むかを調べる手順です。解いている途中で新しい式が出たら、その式についてもう一度見直します。毎回すべてを順番に試す必要はありません。短い操作で先へ進めるならそこから進み、方針が立たないときに次の問いへ移ります。
方針を探すためのフローチャート
① 範囲と目標を見る
実数か、正か、零は許されるか。求めたいのは組・個数・存在条件のどれか。分母や平方根があれば定義域を先に記す。
↓
② 短い文字消去を試す
一方から文字を表せるか。和・差・定数倍で項が消えるか。候補を作るだけの変形なら元の式を保持する。
↓
③ 共通の情報を探す
交換して変わらない式は和と積へ、符号が変わる差は因数分解へ。三式が循環するなら隣接差を見る。新しい文字は、元に戻れる範囲と一緒に置く。
↓
④ 大きさの影響を見る
同じ倍率にしたら条件はどう変わるか。式は比を決めるのか、大きさを決めるのか。比例式の共通値や、逆数をまとめる量も候補にする。
↓
⑤ 残った条件を絞る
因数分解して場合を分けられるか。平方和や有名不等式が等号に達していないか。解の個数や存在が目標なら、図形の共有点として見ると自然ではないか。
↓
⑥ 実現と復元を確かめる
判別式、正負、範囲を見る。割った文字が零の場合と、二乗などで混じった余分な候補を調べ、元の全条件へ戻す。
新しい連立が現れたら、②〜⑤へ戻る。
その式で何が簡単になるかを、もう一度確かめます。
最初の問題から順に、単独の道具を確認し、途中で方針を切り替える問題へ進みます。問題の見出しには手法名を付けていません。「模範解答」は答案、「解説」は上の順番をどのように使ったかです。折りたたみは、問題を考えてから開いてみてください。
問題
実数$x,y$について
$\displaystyle \begin{cases}y=x^2-1,\\x^2+y=5\end{cases}$
を満たす組をすべて求めよ。
第一式を第二式へ代入すると、$2x^2-1=5$より$x=\pm\sqrt3$。第一式から$y=2$である。
逆に両組は二式を満たすから、求める組は
$\displaystyle \boxed{(x,y)=(\sqrt3,2),(-\sqrt3,2)}$
である。
まず直接消去を確認します。第一式では既に$y$が$x$の式で表されているので、これを残したまま第二式を書き換えればよいと分かります。
$x$が二通りになっても$y$の条件は消えておらず、最後に第一式へ戻します。本文で確かめた「代入元の式を残す」が、そのまま解の復元に働いています。
問題
実数$x,y$について
$\displaystyle \begin{cases}x+y=4,\\x^2+y^2=10\end{cases}$
を満たす組をすべて求めよ。
二式から
$\displaystyle xy=\frac{(x+y)^2-(x^2+y^2)}2=3.$
従って$x,y$は
$\displaystyle t^2-4t+3=(t-1)(t-3)=0$
の二根である。よって、求める組は
$\displaystyle \boxed{(x,y)=(1,3),(3,1)}$
であり、いずれも元の二式を満たす。
直接$x=4-y$と代入しても解けます。その前に二式の交換対称性を見ると、第二式は和と積で表せます。
二文字の情報を$s=x+y,\ p=xy$にまとめれば、$s=4,\ p=3$が直ちに決まります。判別式$16-12\gt 0$なので異なる実数二つへ戻り、順序を入れ替えた二組を得ます。
対称性は、計算の途中で情報を整理するために使いました。代入法より必ず優れているということではなく、この問題では和が既に与えられているため、積を求めるのも短く済むのです。
問題
実数$x,y$について
$\displaystyle \begin{cases}x^3-y^3=x-y,\\x^2+y^2=2\end{cases}$
を満たす組をすべて求めよ。
第一式は
$\displaystyle (x-y)(x^2+xy+y^2-1)=0.$
$x=y$なら、第二式より
$\displaystyle (x,y)=(1,1),(-1,-1).$
$x^2+xy+y^2=1$なら、第二式より$xy=-1$。従って
$\displaystyle (x+y)^2=2+2xy=0$
となるので$x=-y$であり、第二式より
$\displaystyle (x,y)=(1,-1),(-1,1).$
以上の四組はすべて元の二式を満たす。従って、答えは
$\displaystyle \boxed{\begin{aligned}(x,y)&=(1,1),(-1,-1),\\&\quad(1,-1),(-1,1)\end{aligned}}$
である。
第一式は$x,y$を交換すると両辺とも符号が変わります。差を一方へ移した交代式には$x-y$があるので、まず因数分解で場合を分けます。
二つ目の枝では新しい条件$xy=-1$が出ます。これを第二式と合わせると$(x+y)^2=0$となり、$x+y=0$が強制されます。枝分けの後にも、残った二条件を組み合わせているわけです。
最初から$x-y$で割ると、前半の二組を落とします。「因子が零かもしれない」と確かめることは、余分な注意ではなく、解をすべて拾うための一部です。
問題
正の実数$x,y,z$について
$\displaystyle \begin{cases}x^2+y=2,\\y^2+z=2,\\z^2+x=2\end{cases}$
を満たす組をすべて求めよ。
隣り合う式の差から、
$\displaystyle \begin{aligned}(x-y)(x+y)&=-(y-z),\\(y-z)(y+z)&=-(z-x),\\(z-x)(z+x)&=-(x-y).\end{aligned}$
三式を掛け、$d=(x-y)(y-z)(z-x)$と置くと
$\displaystyle d\{(x+y)(y+z)(z+x)+1\}=0.$
各文字は正だから中括弧内は正であり、$d=0$。例えば$x=y$なら最初の二式から$z=x$であり、他の場合も同様である。
従って$x=y=z=t\gt 0$で、$t^2+t=2$より$t=1$。この組は元の三式を満たすので、求める組は
$\displaystyle \boxed{(x,y,z)=(1,1,1)}$
である。
三式は$x\to y\to z\to x$で入れ替わります。和だけではそれぞれの値が分からないので、隣接差を取って同じ型の関係を作ります。
三つをつなぐと、「差の積に正の数を掛けると、その負になる」という関係が現れます。差の積が零でなければ両辺の符号が逆になってしまうため、差のどれかが零だと分かります。
循環性だけから$x=y=z$とは言えません。正の数という条件と差の関係を合わせた結果、等しさが証明されたのです。
問題
実数$x,y$について
$\displaystyle \begin{cases}x^2+y^2=5,\\x^2+3xy+2y^2=15\end{cases}$
を満たす組をすべて求めよ。
第二式から第一式の$3$倍を引くと
$\displaystyle \begin{aligned}-2x^2+3xy-y^2&=0,\\-(2x-y)(x-y)&=0.\end{aligned}$
$x=y$なら$x^2=5/2$、$y=2x$なら$x^2=1$。従って、求める組は
$\displaystyle \boxed{(x,y)=(a,a)\ \text{または}\ (b,2b)}$
である。ただし、
$\displaystyle a=\pm\sqrt{\frac52},\qquad b=\pm1$
とする。
どの組も第一式を満たし、第二式は第一式の$3$倍と得られた差の式から従う。
二式の左辺はともに二次同次式ですが、右辺は$5,15$で大きさを指定しています。第二式が第一式の$3$倍となる比を先に探すため、$G-3F=0$を作ります。
そこで現れる二通りの方向$x:y=1:1,\ 1:2$を、第一式の$x^2+y^2=5$でそれぞれの大きさへ戻します。正負の両方が許されるため、同じ比から二組ずつ得られます。
二式を単に差の式一つへ置き換えて終えないことが大切です。加減法で条件を残すことと、同次性で比と大きさを分けることが、同じ変形の中で働いています。
問題
正の実数$x,y,z$について
$\displaystyle \frac{x}{y+z}=\frac{y}{z+x}=\frac{z}{x+y}$
および
$\displaystyle x+y+z=6$
を満たす組をすべて求めよ。
三つの比の共通値を$k\gt 0$と置くと、
$\displaystyle \begin{aligned}x&=k(6-x),\\y&=k(6-y),\\z&=k(6-z).\end{aligned}$
従って
$\displaystyle \begin{aligned}(1+k)x&=6k,\\(1+k)y&=6k,\\(1+k)z&=6k.\end{aligned}$
$1+k\gt 0$なので$x=y=z$であり、和が$6$だから
$\displaystyle \boxed{(x,y,z)=(2,2,2)}.$
各分母は正で、この組では三つの比がいずれも$1/2$となるから、元の条件を満たす。
交差に掛けると二次式の関係が得られます。ここではその前に「三式に共通する数」を$k$へまとめます。
さらに、和$6$を使って分母を$6-x$などと書くと、同じ係数$1+k$が三文字に現れます。その係数が零ではないことまで分かるため、三文字が等しいと結論できます。
比例式で比をそろえてから、別の条件で全体の大きさを決めた例です。
問題
実数$x,y$について
$\displaystyle xy=1$
および
$\displaystyle x^4-5x^3+6x^2-5x+1=0$
を満たす組をすべて求めよ。
$xy=1$より$x\ne0,\ y=1/x$。第二式を$x^2$で割り、$u=x+1/x$と置くと
$\displaystyle u^2-5u+4=(u-1)(u-4)=0.$
実数$x\ne0$に対して$|u|\ge2$だから$u=1$は不適であり、$u=4$。
よって$x^2-4x+1=0$から
$\displaystyle x=2\pm\sqrt3,\qquad y=2\mp\sqrt3.$
従って、求める組は
$\displaystyle \boxed{\begin{aligned}(x,y)&=(2+\sqrt3,2-\sqrt3),\\&\quad(2-\sqrt3,2+\sqrt3)\end{aligned}}$
であり、いずれも元の二式を満たす。
まず$xy=1$で一文字を消せます。ただし残った四次式をそのまま解こうとせず、係数を前後から見ると対称です。逆数にしたとき共通して残る$x+1/x$へ情報をまとめれば、二次式になります。
得られた$u=1$を捨てる理由も必要です。$x\gt 0$では$x+1/x\ge2$、$x\lt 0$では$x+1/x\le-2$です。あるいは$x^2-ux+1=0$の判別式から$u^2-4\ge0$と確認しても構いません。
別解として四次式を$(x^2-x+1)(x^2-4x+1)$と因数分解してもよいですが、相反構造を見れば、その因数分解を探す方針が立ちます。
問題
実数$x,y$について
$\displaystyle \begin{cases}x^2+y^2=5,\\x+2y=5\end{cases}$
を満たす組をすべて求めよ。
恒等式
$\displaystyle \begin{aligned}&5(x^2+y^2)-(x+2y)^2\\&\qquad=(2x-y)^2\end{aligned}$
において、与えられた二式から左辺は$25-25=0$。従って$y=2x$。
$x+2y=5$へ戻すと$x=1,\ y=2$であり、この組は二式を満たす。よって
$\displaystyle \boxed{(x,y)=(1,2)}.$
直接代入すれば二次方程式が出ますが、ここでは先に「二乗和を固定した一次式は、どこまで大きくできるか」を見ます。
二条件がちょうど不等式の等号になり、$2x-y=0$が強制されます。不等式を使った目的は値を評価して終えることではなく、等号成立から新しい一次の条件を取り出すことです。
図形なら、半径$\sqrt5$の円と直線$x+2y=5$が接する一つの共有点です。非負性、不等式の等号、接触という三つの読み方が、同じ制約を表しています。
問題
実数$a$に対し、
$\displaystyle \begin{cases}x^2+y^2=1,\\y=2x+a\end{cases}$
を満たす実数の組$(x,y)$の個数を、$a$の値によって求めよ。また、解が一組のときはその組を求めよ。
$y$を消去すると
$\displaystyle 5x^2+4ax+a^2-1=0.$
その判別式は$D=4(5-a^2)$である。各実根$x$に対し$y=2x+a$は一つに定まるから、組の個数は
$\displaystyle \boxed{\begin{cases}2\text{組}&(|a|\lt \sqrt5),\\1\text{組}&(|a|=\sqrt5),\\0\text{組}&(|a|\gt \sqrt5)\end{cases}}$
となる。
$|a|=\sqrt5$の場合は$x=-2a/5,\ y=a/5$より
$\displaystyle \boxed{(x,y)=\left(-\frac{2a}5,\frac a5\right)}.$
この組は元の二式を満たす。
代入による消去で一変数になったら、座標を全部求める前に、「実根の個数」という目標に合わせて判別式を見ます。ここでは一つの$x$に一つの$y$が対応するため、実根の個数と組の個数が一致します。
同じ結論は図形でも得られます。直線$2x-y=-a$と単位円の共有点を考え、原点から直線への距離$|a|/\sqrt5$を半径$1$と比べるのです。
距離が等しいときが接点で、判別式が零のときと一致します。解の個数が目標なら、このように早い段階で図形へ読み替えることもできます。
問題
実数$x,y$について
$\displaystyle \begin{cases}x^2+y^2=5,\\(x+y)^2+x^2y^2=13\end{cases}$
を満たす組をすべて求めよ。
$s=x+y,\ p=xy$と置くと
$\displaystyle \begin{cases}s^2-2p=5,\\s^2+p^2=13.\end{cases}$
差を取れば
$\displaystyle p^2+2p-8=(p-2)(p+4)=0.$
ところが$2|p|\le x^2+y^2=5$より$p=-4$は不適。従って$p=2,\ s^2=9$、すなわち$s=\pm3$。
$s=3$なら$x,y$は$t^2-3t+2=0$の二根$1,2$、$s=-3$なら$t^2+3t+2=0$の二根$-1,-2$である。
よって、求める組は
$\displaystyle \boxed{\begin{aligned}(x,y)&=(1,2),(2,1),\\&\quad(-1,-2),(-2,-1)\end{aligned}}$
であり、いずれも元の二式を満たす。
まず短い直接消去も考えますが、どちらの式も$x,y$を交換して変わりません。そこで和$s$と積$p$へ情報をまとめます。
新しく現れた二式の差から$s^2$が消え、$p$だけの式を因数分解できます。ただし、消去後に出た候補$p=-4$は元の実数$x,y$から実現しません。実際、$(|x|-|y|)^2\ge0$より$2|xy|\le5$です。$s^2=5+2p$へ戻して$s^2=-3$となることから除いても構いません。
残る$p=2$についても、$s^2=9$から両方の符号を調べ、元の二文字を復元します。
対称性で情報をまとめ、加減法で一つを消し、因数分解で候補を分け、最後に実現可能性を確かめる。置換の後に現れた連立に、同じ見る順番をもう一度使っています。
問題
実数$c$に対し、最高次係数が$1$の多項式
$\displaystyle P(t)=t^3-3t^2+3t-c$
を考える。$P(t)=0$が重複を含めて三つの実数解をもつとき、$c$と$P(t)$を求めよ。
三つの実数解を重複込みで$r_1,r_2,r_3$とする。解と係数の関係から
$\displaystyle \begin{aligned}r_1+r_2+r_3&=3,\\r_1r_2+r_2r_3+r_3r_1&=3.\end{aligned}$
従って
$\displaystyle r_1^2+r_2^2+r_3^2=3^2-2\cdot3=3$
であり、
$\displaystyle \sum_{i=1}^{3}(r_i-1)^2=3-2\cdot3+3=0.$
各項は非負なので$r_1=r_2=r_3=1$。よって
$\displaystyle \boxed{c=1,\qquad P(t)=(t-1)^3}.$
逆に$c=1$なら$t=1$が三重解なので、条件を満たす。
問題文に連立方程式はありません。未知の根を三つ置いて係数を読むと、和と二次の対称式という二条件が現れます。そこから二乗和が求まります。
和が$3$なので平均は$1$です。そこで、各根が$1$からどれだけ離れているかを二乗して足すと、その和が零になります。
一本の非負の和で三つの根を一度に固定できるため、「三文字に二式だから決まらない」という数え方は通用しません。
もちろん$P(t)=(t-1)^3+1-c$と最初に整理する別解もありますが、ここでは途中で現れた連立条件の働きを追いました。
問題
正の実数$x,y,z$が
$\displaystyle x+y+z=6,$
$\displaystyle \frac{x^2+y^2+z^2}{xy+yz+zx}=\frac{14}{11}$
および
$\displaystyle \begin{aligned}&x^2y+y^2z+z^2x\\&\qquad=xy^2+yz^2+zx^2\end{aligned}$
を満たす。組$(x,y,z)$をすべて求めよ。
$u=x^2+y^2+z^2,\ v=xy+yz+zx$と置く。$v\gt 0$であり、最初の二条件より
$\displaystyle \begin{cases}u+2v=36,\\11u=14v\end{cases}$
となるので、$u=14,\ v=11$。
第三式を一方へ移すと
$\displaystyle \begin{aligned}&x^2y+y^2z+z^2x\\&\quad-xy^2-yz^2-zx^2\\&=(x-y)(y-z)(x-z)=0.\end{aligned}$
従って少なくとも二文字が等しい。元の条件は三文字のどの入れ替えでも保たれるので、等しい二文字を$x=y=t$、残りを$z=6-2t$としてよい。
$v=11$より$t^2+2t(6-2t)=11$、すなわち
$\displaystyle 3t^2-12t+11=0.$
よって$t=2\pm\sqrt3/3$、対応する$z=2\mp2\sqrt3/3$である。ここで
$\displaystyle \begin{aligned}t_\pm&=2\pm\frac{\sqrt3}3,\\z_\pm&=2\mp\frac{2\sqrt3}3\end{aligned}$
と書けば、答えは
$\displaystyle \boxed{\begin{gathered}(t_+,t_+,z_+),\\(t_-,t_-,z_-)\end{gathered}}$
のそれぞれの順列である。
$t_\pm,z_\pm\gt 0$で、これらは和が$6$、$v=11$を満たすため、$u=6^2-2v=14$となる。また、二文字が等しいので第三式も成立する。
各組では$t_\pm\ne z_\pm$であり、一方の組の値は他方の組の値と重ならないので、各々三組、計六組である。
最初の確認――範囲と、条件が共有する量を見る
まず正の範囲から分母$v$は零でなく、第一式で全体の和が$6$に決まっています。第二式はすべての文字を同じ倍率にしても値が変わらない比です。
しかも交換対称なので、$x,y,z$を直接一つずつ消すより、二乗和$u$と積の和$v$に情報をまとめます。和の二乗が$u+2v=36$というもう一つの式を与え、比と大きさの連立から$u,v$が決まります。
次の確認――残った式にも、同じ問いを向ける
まだ三文字は個別には決まりません。残った第三式を見直すと、左辺も右辺も循環式ですが、両者の差は、どの二文字を交換しても符号が変わる交代式です。
そこで差積への因数分解を考えると、二文字が等しい場合に絞れます。ここで差の因子を割って消さず、等しい場合を残すことが大切です。第三条件は二文字が等しいという条件になったため、最初の二条件と同様、どの文字の入れ替えでも保たれます。
最後の確認――消去して、元の条件へ戻す
等しい二文字を$t$とすれば、和の条件で残りは$6-2t$。$v=11$を使って二次方程式を解き、正の範囲と元の三条件を確認します。
今回、差積を因子に持ったのは、二つの循環式の差が交代式になったからです。循環式一般の性質と混同しないようにします。
対称な量へまとめる、比と大きさを合わせる、残った式を因数分解する、最後は文字を消して復元する。一段進むたびに、残った条件について本文の見る順番を確かめた道筋です。
連立方程式を解くとは、複数の条件が与える情報を失わずに整理し、未知数の動ける余地を減らすことでした。直接一文字を消せるなら消す。対称な条件なら和と積へまとめる。同次性があれば比と大きさを分ける。因数分解では場合を分け、非負性や等号成立では値を強制する。判別式や図形の共有点は、候補が本当に実現するかを教えてくれます。
解いている途中で別の連立が現れれば、その新しい条件にも同じ問いを向けます。
次の一手を選ぶために
今ある条件は何を決め、何がまだ自由なのか。
次の操作で、どの量や条件が扱いやすくなるのか。