勉強用のメモです。
以下の方程式を解きます。
$$ \frac{dy}{dx} - 2xy = e^{x^2} $$
定数変化法を使う。
方程式の斉次形を考える。(変数$x$のみの項を$0$とする。)
\begin{eqnarray}
\frac{dy}{dx} - 2xy &=& 0 \\
\frac{1}{y}\frac{dy}{dx} &=& 2x \\
\log y &=& x^2 + C_1 \\
y &=& Ce^{x^2}
\end{eqnarray}
ここで$C$を$x$の関数と捉えて、元の方程式を$C(x)$について解く。
\begin{eqnarray}
\frac{dy}{dx} - 2xy &=& e^{x^2} \\
\frac{d}{dx}(C(x) e^{x^2}) - 2xC(x) e^{x^2} &=& e^{x^2} \\
e^{x^2}\frac{d}{dx}C(x) + C(x)\frac{d}{dx}e^{x^2}- 2xC(x) e^{x^2} &=& e^{x^2} \\
e^{x^2}\frac{d}{dx}C(x) + 2xC(x)e^{x^2}- 2xC(x) e^{x^2} &=& e^{x^2} \\
\frac{d}{dx}C(x) &=& 1 \\
C(x) &=& x + D
\end{eqnarray}
以上から
$$
y = (x+D)e^{x^2}
$$
がわかる。ただし$D$:積分定数
・定数変化法は一般に線形微分方程式に適用できる。
・今回のような$y'-yf(x) = g(x)$で表される微分方程式には定数変化法が良い。