前の記事 と その前の記事 で, 2つの定理を示した. それらをまとめると以下のようになる.
とする. このとき,
が成り立つ. ここで,
である. 特に
が成り立つ. 加えて
が成り立つ.
今回はこの定理を特殊化して様々な系を得ることを考える. 定理1の最初の2つの式において
とする. このとき,
が成り立つ. ここで,
である.
この系においてさらに
とする. このとき,
が成り立つ. ここで,
である.
定理1の最初の2つの式においては
とする. このとき,
が成り立つ. ここで,
である. 特に
が成り立つ. 加えて
が成り立つ.
この系において, 最初の2つの式については
とする. このとき,
が成り立つ. ここで,
である. 特に
が成り立つ. 加えて
が成り立つ.
系3において
とする. このとき,
が成り立つ. ここで,
である.
定理1において
とする. このとき,
が成り立つ. ここで,
である.
定理1において
として
である. ここで,
となるから, これを代入すると,
を得る. ここで, さらに
を得る. 実は直接Heineの和公式より,
と求めることもできる. これらをまとめると以下を得る.
とする. このとき,
が成り立つ. 特に
が成り立つ.
定理1はHeineの和公式によって係数が