この記事では 前回の記事 のおまけとしてモジュラー群の有限生成性について解説していきます。
有限生成群の指数有限な部分群は再び有限生成である。
特に
とおき、
と直和分解したとき、
と表せる。
この
を考えると、任意の
が成り立つので、
より
つまり
ちなみに
上のような状況において、
前回の記事でも紹介したように
によって生成されるので、モジュラー群については以下の事実が成り立つ。
主合同部分群
と計算できることが知られているが、
奇素数
以下でその証明を行っていく。以下特筆しない限り合同式は
巡回群
を満たすような整数
と定める。これは
を満たすので
が成り立つことに注意する。
さらに
に対し
と定めると、これは
を満たすので
が成り立つことに注意する。
を考えることで以下行列
また上で
に対し
および
とおく。
このとき
および
が
また
自然な準同型
という形のものが
において一意に定まるので(
が成り立つ。
この直和分解因子
が成り立つので
によって生成されることとなる。
が成り立つ。
特に
と計算できる。
が成り立つ。
簡単のため
とおく。このとき
が成り立つことに注意する。
一行目については
とわかる。
二行目については
および
から
が成り立つことに注意すると
より
とわかる。
いま
の取り方はそれぞれ
通りあるので
個選んで取れると推定できる。実際それは可能であることまで示せるが、少し煩雑となるので省略する(詳しくは参考文献[1]を参照されたい)。
上では
が取れることがわかる。
より
に注意するとより明示的に
が取れることがわかる。
より
より
が取れる。
Gamma(N).generators()
を実行するだけで
Gamma(7).generators()
と入れれば
[
[1 7] [-48 7] [-209 56] [113 -35] [-55 21] [120 -49]
[0 1], [ -7 1], [ -56 15], [ 42 -13], [-21 8], [ 49 -20],
[ 15 -7] [ 239 -140] [113 -70] [ 232 -161] [-181 133] [ 8 -7]
[ 28 -13], [ 70 -41], [ 21 -13], [ 49 -34], [ -49 36], [ 7 -6],
[-76 105] [ 169 -238] [ 43 -63] [ 309 -490] [ 134 -217]
[-21 29], [ 49 -69], [ 28 -41], [ 70 -111], [ 21 -34],
[ 281 -476] [-230 399] [ 15 -28] [-97 231] [ 218 -525]
[ 49 -83], [ -49 85], [ 7 -13], [-21 50], [ 49 -118],
[-279 763] [ 22 -63] [-118 399] [ 29 -112] [-139 609]
[ -49 134], [ 7 -20], [ -21 71], [ 7 -27], [ -21 92],
[ 36 -175] [ 43 -252]
[ 7 -34], [ 7 -41]
]
が返される。
興味があれば
オンラインで実行できるページ
もあるので試してみられたい。