約数関数に関する予想 で紹介した予想の証明がついにできたので,こうして記事にすることにした.記号の定義はそちらの記事で確認してほしい.また都合上,一部の数値計算を WolframAlpha や Desmos で行った.
が成立し,等号成立は
ほとんど説明は不要だろうと思う.
数列
この不等式から
となる.
が成立する.
途中で補題1を用いる.
となり,
証明は様々なところにあるので各自でやってほしい(書くのがめんどくさい).
を満たす素数は
素数
となる.
を満たす
となる.右辺は
となるが,このうち解となるものは
となるが,このうち解となるものは存在しない.
以上により,素数の冪になる解は
いよいよ予想の証明に入っていく.
ここで新しく関数を定義し,いくつか補題を示す.
正整数
が成立する.
非負の数
となる.
が成立する.
で成立する.
で成立する.
の解は
まず,
となる.右辺は
以上より
となる.
解なし.
となる.さて,ここで少し戻って不等式
となる.
以上により
となり,
は
以上により奇数の解は存在せず,解は偶数のみである.よって
が出てくる.
以下にまとめる.
は
は
となるが,
よってこの場合は解にならない.
は
よってこの場合は解にならない.
となり,
となるが,
は
以上により
よってこの場合は解にならない.
となるが
となるが,
は
となるが
となるが,
は
となるが
となるが
となるが
となり
より
は
以上により,
今回の証明では細かな議論をところどころ省略している.しかし実際に省略せずに記事を書こうとすると,細々とした数値計算や大小比較の計算ばかりの退屈な記事になってしまう.
自分で立てた予想なので,自分の手で解決することができとても嬉しい.この問題は思い入れのあるものになるだろう.