5

二重指数(フェルマー数)が入った級数の和の解説(と、ちょっとだけ一般化)

106
1

https://mathlog.info/articles/YPSj4jrr7SMZZrKJqWXL
の解説です。こーいう問題でした。

問題

n=02n22n+1=12+1+222+1+424+1+=?

想定していた解き方

級数の和の基本、パンパン消えるやつ(ヒカマニじゃないですよ)にするために
2n22n+1=2n(22n1)(22n+1)(22n1)=2n(22n+12)(22n+1)(22n1)=2n(22n+1)2n+1(22n+1)(22n1)=2n22n12n+122n+11
ってな変形をすれば、足すと隣り合う項がパンパンパンパン!って消えて(だからヒカマニじゃないですって)
n=0N12n22n+1=12N22N1
ってなりますから、Nとすれば1に収束しますね。
この変形の面白いとこは分母の22n+1が因数分解できなくても二つの分数に分けられているところですね。

一般化する

短すぎる!尺が
尺を稼ぐために、これがどっから来たんだよって話と、一般化した公式を示します。
ここはやたら博識な人が跳梁跋扈する怖いところなので知ってる方も多いと思うんですけど、こんな公式があります。
n=0(1+x2n)=(1+x)(1+x2)(1+x4)=11x(|x|<1)
以下説明
fN(x)=n=0N1(1+x2n)=(1+x)(1+x2)(1+x4)(1+x2N1)(|x|<1)
(1x)をかけてみましょう。
(1x)fN(x)=(1x)(1+x)(1+x2)(1+x4)(1+x2N1)=(1x2)(1+x2)(1+x4)(1+x2N1)=(1x4)(1+x4)(1+x2N1)=1x2N
よって
fN(x)=1x2N1x
と表せることがわかりました。じゃあ対数を取ってみましょう。
logfN(x)=log(1x)+log(1x2N)
両辺xで微分して
n=0N12nx2n11+x2n=11x2Nx2N11x2N
両辺xかけて
n=0N12nx2n1+x2n=x1x2Nx2N1x2N
と、こんな式が得られます。x=12を代入すれば上の式が得られます。x=23とかすると
n=02n+2n22n+32n=2
みたいなキッショい式が得られたりします。気持ち良すぎだろ!

すでに

余余余さんの記事
https://mathlog.info/articles/wK0H92Q4U5TZ1RhawY9l
にもっと詳しい話が載っとるやないか(やっぱり…)。先にこの記事を見てしまった方はご覧ください。

雑記

読んでくださってありがとうございました。最近音楽が面白くないのですが有限体が面白いです。興味ある方は調べてみてどうぞ。前の投稿からだいぶ開きましたけど今後もぼちぼち面白いと思ったやつを上げたくなった時に上げるかもしれません。面白いと思ってくださったら幸いです。

投稿日:20231216
更新日:20231216
OptHub AI Competition

この記事を高評価した人

高評価したユーザはいません

この記事に送られたバッジ

バッジはありません。
バッチを贈って投稿者を応援しよう

バッチを贈ると投稿者に現金やAmazonのギフトカードが還元されます。

投稿者

furumichi
furumichi
39
4268
数学科でもないしロクな大学受かったわけでもないしガッコーのお勉強なんかむしろサボりまくってるけれどちょっと面白い話がしたかっただけの一般人です。

コメント

他の人のコメント

コメントはありません。
読み込み中...
読み込み中