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でLegendre多項式の変数付きの拡張として,
によって定義される. 今回は,
Holdemanによる公式
の
実際に
となって, Holdemanの公式が得られる.
項別積分とSaalschützの和公式によって,
である. よって, 項別積分とGaussの超幾何定理より,
である. よって,
によって, 定理が得られる.
さて, 証明の過程におけるGaussの超幾何定理を用いたところで, より一般にSaalschützの和公式を用いることを考えると, 以下を得る.
先ほどと同様の方針で, Saalschützの和公式を用いると
となることから分かる.
このように, 超幾何関数を直交多項式で展開する公式にはかなり興味を持っているところである.