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で, WarnaarによるJacobiの三重積公式の拡張
を示した. 今回はその類似として, 以下の積公式を示す.
Heineの変換公式
において,
であるから,
ここで,
であるからこれを代入して定理を得る.
定理1から以下のようにWarnaarの恒等式を導出することができる.
とすると, 定理1から
となって示される.
このような
と表される関数はpartial theta functionと呼ばれているが, 日本語訳は今のところ無さそうである.