有限完備圏
(R1) 任意の
(R2) 正則エピは引き戻しにより保たれる.
(イ) 任意の
(ロ) 上記の分解は(同型を除いて)一意である.
(イ)
を考える.貼り合わせ原理から,左上は
が成り立つ.従って
(ロ) 一意性のため,別の(正則エピ,モノ)分解
を得るが,正則エピは強エピ(epis, 命題6)であるから充填
任意の射
とし,別の任意の分解
このため正則圏の射の(正則エピ,モノ)分解を単に像(分解)あるいは正則余像(分解)と呼び,中間の対象を
正則圏において,極大エピ,強エピ,正則エピは一致する.
正則圏
(イ) 正則エピ射の合成は正則エピである.
(ロ)
(ハ)
(イ),(ロ)は定理1系2とepis, 命題5により成り立つ.
(ハ)
が引き戻しであり,正則エピは引き戻しで保たれる(R2)から,
も正則エピである.