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超微分
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で超積分を定義した.この記事では超積分の意味を考え,通常の積分との関係を調べていく.
関数
変換
の間には
では,集合
長方形
一方
さて,7777777氏の記事『 超積分の簡単な定義・レベルとオーダーの関係 』には次の公式が乗っている.
定積分では以下のようになる.
どのようにして導出されたかを述べたのちにこれを証明する.Ideaは変換
積分
を考える.
となる.変数変換の意味ではない.さらに変換
つまり,
が超定積分の値になりそうだ.あとは範囲を適切に変更すると
となる.これを変数変換すればよい.
これは指数グラフの等間隔での面積ともいえそうだ.比の連続化ともいえそうだが大きな意味があるかはわからない.
さて,(i)を証明していこう.
関数
記号は前の記事を参照.
まず,
対数関数の連続性よりある
次に,
さてこの
最後に対数関数の連続性から,
が言える.以上より
そして上の結果から
このことは逆も言える.すなわち,
関数
証明は定理2と同様にしてできる.
最後に原始関数の超積分バージョンを定義しよう.
初等関数の原始関数がよく表としてまとめられているが,それの超原始関数バージョンは読者に任せたい.
超積分を一通り厳密に定義し,定理を証明して来た.超積分が加法を乗法に送る指数的な演算であり,超微分は乗法を加法に送る対数的な演算となっている.微分積分に指数,対数のような性質が組み込まれていると言っていいだろうが,代数的に意味があるかは未知数である.一方,演算のレベルを一つ上げるという簡単な操作で従来の微分積分のような展開ができるのは面白いと感じた.