この記事は
k-ナッチ数列の部分和からなる数列の一般項についての予想
の続きの記事になります。まだ読んでいない方はそちらを先に読んでみてください。
今回は、まず
そのあとで、予想との関係を説明したいと思います。
また、これまでの記事と同じように次のように定義します。
以下の記事では特に断りがない限り
母関数を考えます。
とします。
階差を考えれば、
ところで
参考:
フィボナッチ数を一般化したk-ナッチ数の一般項
これを使うと
ここで
ここまで
すると、
これで、k-ナッチ数の部分和の一般項を表す式ができました!
ただし、
ところで、
とすると
と書き換えることができます。
さらに、
ここで
より
ですから
ただし、
以前の記事で確認したとおり、
参考: フィボナッチ数列を拡張したk-ナッチ数列の一般項についての予想(その2)
上記の式は等比数列の和の形になっていますから、公比の絶対値が1未満の項は
ただし、
として、
まとめるとこうなります。
証明できたこと
証明したいこと
数値計算で実験したところでは、
引き続き何か情報等ありましたらコメント欄等へご連絡お願いします!