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フィボナッチ微積分学(2)指数関数と二項係数

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素人考え

ブログは素人で、数学も専門で学んでいないため、
間違えや見にくい表現がありましたら。ご指摘いただければ幸いです。

前回 フィボナッチ微積分学(1)の続き
https://mathlog.info/articles/1614

一部の記号は前回にて定義しております。
Dは通常の微分演算子(この記事ではxを微分する。)
前回は二項係数を今後の課題としたが、それを解くためには、
まず指数関数及び階乗から定義しなおす必要がある。
参考にした記事論文
https://mathlog.info/articles/1635
https://arxiv.org/abs/math/0410550
https://arxiv.org/abs/math/0503210
以下 s0

フィボナッチt,s階乗

n!t,s={1n=0i=1nFtkFsnn1

このように階乗を定義すると。
Dnxm=m!(mn)!xmnmn0
の類似
Dt,snxm=m!t,s(mn)!t,sxmnmn0
が成り立つ。

フィボナッチt,s指数関数

Fexpt,s(x)=i=0xnn!t,s

このように指数関数を定義すると。
Dexp(αx)=αexp(αx)
の類似
Dt,s(Fexpt,s(αx))=αFexpt,s(αx)
が成り立つ。

フィボナッチt二項係数

(mn)t=m!t,sn!t,s(mn)!t,smn0Fs

exp(aD)xm=(x+a)m=i=0m(mi)amixiが成り立つ、参考記事1参照
Fexpt,s(aDt,s)xm=i=0m(mi)tamixiとなる。ただこれだと、
0=(a+a)m=i=0m(mi)ami(a)i
の類似が成り立たないので、別の類似を考える必要がある。

前回  https://mathlog.info/articles/1614
の最後にて二項係数の類似を考えた。(a=1の場合)
再掲
gn(x)={n=0 1n=1 x+1n>1gn(1)=0,Dt,sgn(x)=FtnFsgn1(x)
gn(x)=k=0n(nk)tan,kxk
Dt,sgn(x)=k=1n(nk)tan,kFtkFsxk1=k=0n1(nk+1)tan,k+1Ft(k+1)Fsxk
FtnFsgn1(x)=FtnFsk=0n1(n1k)tan1,kxk
フィボナッチt二項係数の性質を用いると
an,k+1=an1,kである。そのため
an,k=ank,0
ank,0ank
gn(x)=k=0n(nk)tankxkさらにg(1)=0
0=k=1n(nk)tank(1)k+an
フィボナッチt二項係数の性質を用い整理すると。
an=k=0n1(nk)t(1)nk+1ak
a0=1となる。

おわり

今後の課題
現在まだanが解けていない。
もしどなたかanが解けましたら、コメントよろしくおねがいします。

投稿日:2021128
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kzaukzau
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