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大学数学基礎解説
文献あり

col関数の関係式

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この記事は col関数 を前提に書きます.

上の記事の定理6の一般化について考えたので書いてみます.(一応定理6の発見者です)まずは元の定理を載せておきます.

k=0n1coln,k2x=k=0n1e2xcos2kπn

これを一般化した式が以下です.ak=1nとすると定理1が得られます.

k=0n1(l=0n1alζnkleζnlx)2=nk=0n1akanke2xcos2kπn
ここで{ak}は複素数列(複素関数でも良い)でan=a0とする.またζn=e2πinである.

途中で和の順番を変えることが鍵である.
k=0n1(l=0n1alζnkleζnlx)2=k=0n1i=0n1j=0n1aiajζnk(i+j)e(ζni+ζnj)x=i=0n1j=0n1k=0n1aiajζnk(i+j)e(ζni+ζnj)x=ni=0n10jn1, n|i+jaiaje(ζni+ζnj)x=ni=0n1aianie(ζni+ζnni)x=nk=0n1akanke2xcos2kπn
よって示された.

col関数の表現論的考察が出来たら楽しそうですね.僕はガロア理論を適用しようとして失敗したので気になります.

参考文献

投稿日:202148
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