今回は以下の積分
の計算方法をいくつか紹介し、それぞれの解法の応用について書きます。
初歩的な解法です。
まず、King Propertyから以下を得ます。
Iの二つの表示を足し合わせることで
この解法には、あまり発展性が無いように思えます。
ベータ関数を用いて
となります。これを微分することで
この方法は、以下のように一般化できます。
三角関数の直交性を使って、他の積分を計算することもできます。
が有限確定値に収束するとき、この値を交代多重ゼータ値(AMZV)といい、
のように表す。
こちらの記事
により、この方法は、ポリログに一般化できます。
さらに、
こちらの記事
により、スター付き一変数多重ポリログにまで拡張できます。
以上です。