前の記事 で, 以下のAndrewsによる相互関係式を示したが, 今回はそれを作用素によって示す. それはLiuの2003年の論文で得られた証明である.
によって定義し,
とする. まず, 以下の作用素についての定理を示す.
が成り立つ.
まず,
である. よって, これを繰り返し適用すると,
を得る. これより,
となって示される.
定理1において特に,
となる.
Rogers-Fineの恒等式
において,
左辺は
を得る. これと,
Ramanujanの
これは
と書き換えられるので, 両辺に
を得る. これを整理して定理を得る.
証明の途中過程で導出した等式
は定理1において