以前紹介したHankel変換など偶関数に対してしか定義されなかったものの定義域を拡張する試みの一環で、厳密化しようとする過程にある計算なので怪しいものが多数あるが、きれいなので紹介する
誤差関数
相補誤差関数
スケーリング相補誤差関数(scaled complementary error function)
Dawson関数
のように
となる。実際、途中にある式が示唆するように、
を満たす。両辺を微分すると簡単に示せる次の式
を使うと
Weierstrass変換
のCauchy主値として
となっていることがわかる。書き換えると次のようになる。
次の公式について考える。
Weierstrass変換を用いると次のように書ける(ただし
LCT
を用いると
という等式に言い換えられる。
という
という式に帰着する。この議論を逆行することで公式をしめすことができるように思えるが、LCTのパラメータが
もとに戻ると、
となる。Weierstrass変換は積分変換として定義されていたが、指数関数の級数展開を行うと
なので無理やり計算すると
これは漸近展開の公式
を示唆している。
他の関数としてQ-functionがある。
となる。