等化空間の普遍性よりただちに次を得る:
が成り立つならば,連続写像
定義より商写像は全射等化写像である.逆に,全射等化写像は次の意味で商写像である:
で定めると,定理1より,全単射連続写像
いま
全射連続開写像(resp. 閉写像)は全射等化写像であったから(命題3.3),ただちに次を得る:
このとき,各
が成り立つ.
仮定より,商写像族の積
は全射連続開写像であり,
商空間の普遍性より,次が成り立つ:
が成り立つならば,連続写像
仮定より,連続写像
いま,
のいづれかが成り立つならば,
による商空間
仮定より
が成り立つ.ところで,任意の
が成り立つので,結論を得る.
による商空間を
連続写像
を考える.
したがって,任意の
が成り立つので,
のいづれかが成り立つならば,
商空間の推移性より次を得る:
商空間の推移性より
が成り立つので,
が成り立つ.
商写像
よって
任意の部分集合
が成り立つので,等化位相の定義より結論を得る.後半は命題4の系よりしたがう.
は同相写像である.
仮定より
を考えると,
商写像を
によって生成される同値関係”,すなわち同値関係
による商空間を(
接着空間
(定義3の記号のもとで)任意の位相空間
を満たすものに対して,連続写像
余積空間
を満たすものがただ一つ存在する.
仮定より,任意の
が成り立つので,商空間
を満たすものがただ一つ存在する.
この写像が定理の主張を満たすことは明らかであろう.
位相空間
以下,
とする.
任意の
が成り立つ.
部分集合
より
となるので,
が成り立つことがわかる.
開集合
が成り立つので,
を得る.
閉集合
商空間
あとは
を得る.ところで
が成り立つので,再び命題10より
命題13を
商写像を
について
が成り立つので,接着空間の普遍性より,連続写像
こうして定まる
が与えられているとする.族
を満たすとき,
は同値関係である.ただし位相的埋め込み
が成り立つ.とくに
を満たすとき,
と定めると,
と定めると,
各
とおくと,連続写像族
が成り立つので,商空間の普遍性より連続写像
として取ればよい.これは
によって与えられる写像である.
任意の
が成り立つ.
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