この記事は
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k-ナッチ数列の部分和からなる数列の一般項についての予想
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k-ナッチ数列の部分和からなる数列の一般項についての予想(その2・厳密解との関係)
の続きの記事になります。まだ読んでいない方はそちらを先に読んでみてください。
予想の内容を再掲します。
ただし、
として、
今回は、
子葉
さんの
k-ナッチ数列の四捨五入表示の確率論的導出
の記事を参考にして予想の解決を試みます。
なお、この記事では証明は完成していませんが、「これを証明できれば予想を証明できる」という命題を最後に提示します。
また、これまでの記事と同じように次のように定義します。
以下の記事では特に断りがない限り
予想が正しければこの流れで証明できそうです。
予想の式の誤差を表す式
前回の記事の結果から、次のように表現できることがわかります。
参考:
フィボナッチ数列を拡張したk-ナッチ数列の一般項についての予想(その2)
これは
子葉
さんの
k-ナッチ数列の四捨五入表示の確率論的導出
の記事に出ているランダムウォークの問題がそのまま使えます。要点を引用します。
最初に
このときその人が得る得点の期待値
となるように
そうすると、
となり、一般の
期待値の性質から、
だいぶ示すべきことの範囲を狭くすることができました。あとは
となることを証明できれば、予想が正しいことを証明できます!
引き続き何か情報等ありましたらコメント欄等へご連絡お願いします!