前編:
実離散フーリエ変換(前編)-基底変換-
中編:ここ
後編:
実離散フーリエ変換(後編)-実離散フーリエ変換の証明-
中編では離散三角関数が直交系をなすことを示す。
をまとめて、
とする。このとき、
を離散三角関数正規直交基底と呼ぶことにする。
定義1,2の名称は筆者独自のものです。
また、離散三角関数直交基底と離散三角関数正規直交基底がそれぞれ直交基底と正規直交基底になることはこれから証明します。
せっかくなので複素数を用いない証明も考えてみます。
行列
行列を
(数学的帰納法によって示すこともできる。)
また、
つまり
したがって、
次は行列も複素数も用いない証明です。
まずコサインの総和を示す。
積和の公式
より、
よって、
一方で
仮定
よって、
次にサインの総和を示す。
積和の公式
より、
よって、
一方で
仮定
よって、
離散三角関数直交基底
また、離散三角関数正規直交基底
はそれぞれ自身以外との内積が0となるため直交系となる。
はそれぞれ自身以外との内積が0となるため直交系となる。
つまり
また、
また、
命題2より
また前編の命題7「