接冪とは、
Lagu
氏の「
超微分で微分っぽいことをする
」で出てきた、
超微分による関数のプライマリーな近似のことです。
この接冪をもっと近似するものについての記事です。
ただし、超微分による近似ではないのでそこはご了承を願います。(超微分との関連性については書きます。)
まず接冪の参考元記事の定義について確認しておきます。
これをもっと近似していきます。
まず、
ものすごく分かりにくくなったので一旦纏めます。
ここで、
となります。
確かに
(
を
つまり、
なぜ
この公式を使います。
(対数微分法を使えば簡単に示せます。)
よって、
具体的に表すと
となり、確かに表せていることが分かります。
先ほどの指数的対数冪展開は、単なるTaylor展開の延長線上に過ぎません。また、冪級数の一意性から、超Taylor展開は少なくともこのような総乗の展開ではないものと分かります。
ではどのような展開なのでしょうか。対数を取る回数に着目すると、次のことが予想されます。
もし超Taylor展開が存在するならば、それは総冪、またはそれに準ずる、テトレーションレベルの展開になるであろう。
総冪とは、
ぬるのぬ
氏が定義した概念であり、数列
とする演算です。参照は
この記事
です。(記事の内容、とても面白いので見てください)
総冪の形になるかは分かりませんが、このようなテトレーションレベルの展開になるのではと、勝手ながら予想させていただきます。
また、これらのことを考える上で、
あとこれはただの独り言なのですが、
を満たす
なる
(ちょっと厳密な議論が必要で面倒なので誰かやってくださると助かります。)
間違いやミスなどあれば指摘をお願いいたします。