ラグランジュ反転公式 ラグランジュ反転公式の応用(1) ラグランジュ反転公式の応用(2)
n[xn]f−1(x)m=m[x−m]f(x)−n
この記事ではf(x)=x−xp(pは整数)の逆関数を考えます.
m[x−m]f(x)−n=m[x−m]x−n(1−xp−1)−n=m[xn−m](1−xp−1)−n=m[xn−m]∑k=0∞(k+n−1k)xk(p−1)
となり,これはn−mがp−1の倍数のとき以外は値が0となるのでf−1(x)m=∑k=0∞mk(p−1)+m(kp+m−1k)xk(p−1)+mを得る.特にm=1として,f−1(x)=∑k=0∞1k(p−1)+1(kpk)xk(p−1)+1である.
ここで,g(x)=∑k=0∞(kpk)xk(p−1)とおくと,ddxf−1(x)=g(x)である.また,(1)f−1(x)−f−1(x)p=xの両辺をxで微分するとg(x)−pg(x)f−1(x)p−1=1となっており,(2)f−1(x)p−1=g(x)−1pg(x)を得る.これら2式より,xp−1=(f−1(x)−f−1(x)p)p−1=g(x)−1pg(x)(1−g(x)−1pg(x))p−1がわかり,整理するとppxp−1g(x)p=(g(x)−1)((p−1)g(x)+1)p−1となる.xp−1をxに換えると次の定理が得られる.
g(x)=∑k=0∞(kpk)xkとおいたとき,ppxg(x)p=(g(x)−1)((p−1)g(x)+1)p−1
tが1に十分近いとき,x=(t−1)((p−1)t+1)p−1pptpとおくと,t=∑k=0∞(kpk)xk
この系を用いると, このツイート のような式が得られます.∑n=0∞(4nn)43n54n=5∑n=0∞(4nn)53n64n=3∑n=0∞(4nn)73n84n=2
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