$\mathbb{K} \in \{\mathbb{R},\mathbb{C}\}$とし,$G = GL(n;\mathbb{K})$とおく.このとき,$G \subset \mathbb{K}^{n^{2}}$とも$G \subset C(\mathbb{K}^{n})$とも見做せる(cf. 補題1).したがって(少なくとも)以下の3つの位相空間が考えられる:
([1, 命題4]より,Euclid空間上のノルムは互いに同値であることを注意しておく.)
$\id_{G} \colon G_{\mathrm{euclid}} \to G_{co}$は連続である.
各$i \in [n]$に対して$(gx)_{i} = \sum_{j}g_{ij}x_{j}$は$(g,x)$の連続函数なので,$G_{\mathrm{euclid}} \times \mathbb{K}^{n} \to \mathbb{K}^{n};\ (g,x) \mapsto gx$は連続である.したがって,補題1と[2, 命題20]より
$$
G_{\mathrm{euclid}} \to C_{co}(\mathbb{K}^{n})$$
は単射連続写像である.よって$\id_{G} \colon G_{\mathrm{euclid}} \to G_{co}$は連続である.
$\id_{G} \colon G_{co} \to G_{p}$は連続である.
$\id \colon C_{co}(\mathbb{K}^{n}) \to C_{p}(\mathbb{K}^{n})$が連続であることからしたがう.
$\id_{G} \colon G_{p} \to G_{\mathrm{euclid}}$は連続である.
$g \in G, \varepsilon > 0$とする.このとき
$$
\bigcap_{j} [e_{j},B^{n}(ge_{j};\varepsilon/\sqrt{n})] \cap G \subset B^{n^{2}}(g;\varepsilon) \cap G$$
が成り立つことを示せばよい.そこで$f \in \mathrm{LHS}$とすると,各$j \in [n]$に対して
$$
\sum_{i} |f_{ij} - g_{ij}|^{2} < \frac{\varepsilon^{2}}{n}$$
となるので,
$$
\sum_{i,j} |f_{ij} - g_{ij}|^{2} < \varepsilon^{2}$$
が成り立つ.