本記事はrubikの「数学的準備:交換子による作用について」を書き改めて独立させたものです.
以下,
各
を
を
各
とおき,
を
任意の
各
を
任意の
任意の
が成り立つ.
fixed-pt-of-comm(2)より
が成り立つので,上の証明と合わせて
を得る.
を誘導する.
supp-comm-qsuppより
が成り立つので,inv-set(2)と合わせて
を得る.
であるから,自明な関係
において台に属することを
のみであることがわかる:
fixed-pt(6)より
となるので,fixed-pt(3)より
が成り立つ.
fixed-pt(6)より
となる.また,inv-setより
が成り立つ.よって,fixed-pt(3)より
が成り立つ.
fixed-pt(3)より
となるので,
が成り立つ.
fixed-pt(3)より
となるので,
が成り立つ.
fixed-pt(3)より
が成り立つ.
が成り立つ.
任意の
以上をまとめて次を得る:
これら6つの部分集合のいくつかが空集合になると
このとき,全単射
よってpartition-of-comm-actより結論を得る.
が成り立つので,結論を得る.
とくに
このとき,
のみを行なう.さらに,(別の)相異なる3点
なるものが存在するならば,交換子
のみを行なう.
このとき,全単射
仮定より
が成り立つので,partition-of-comm-actより結論を得る.
このとき,
のみを行なう.さらに,(別の)相異なる3点
なるものが存在するならば,交換子
のみを行なう.
このとき,
のみを行なう.さらに,(別の)相異なる3点
なるものが存在するならば,交換子
のみを行なう.
(prin-pseudo-3-cycleを逆から見ただけ.)
仮定(3)より
が成り立つので,仮定(2),(1)と合わせて,prin-pseudo-3-cycleより
を得る.さらに,交換子
のみを行なうので,交換子
のみを行なう.
このとき,全単射
よってpartition-of-comm-actより結論を得る.