前回の記事
と同様に,
とする.
Askey-Wilson積分
は
で与えられる. その一般化として, 以下はNassrallah-Rahman積分として知られているものである.
non-terminating
から始める.
両辺に
であるから,
ここで,
non-terminating
だから, これを代入して,
ここで,
となる. さらに,
となる. 右辺の
と書くことができ, より覚えやすくなると思う.
ここで,
Rogersの
であるから, これを代入して,
となって定理が示される.
これは, 総乗の記法を用いると,
と美しく書くことができる. これはAskey-Wilson積分の一般化であり, 実際に
定理1の古典極限は以下のようになる.
先ほどのように整理すると,
と書くことができる.
定理2の古典極限は以下のようになる.