で定め,
明らかに
で定めることができる.
命題1より
が成り立つ.
置換
が成り立つ.また,
が成り立つ.
置換行列は直交行列である:
より,
が成り立つ.
が成り立つので,置換行列
で与えられる(cf. [7]例11).したがって
が成り立つ(行ベクトルの入れ替え).
が成り立つ.したがって,
置換
で与えられる.
“長さ
とおくと,
とまとめられる.
正整数
で定めると,
が成り立つ.
置換
とする:
このとき,
となる.したがって
が成り立つ.
より
となるので,確かに
が成り立っている.
置換
とすると,線型変換
で与えられる.ただし
で与えられる.実際,
となる(のだった).よって
が成り立つ.
より
が成り立つので
を得る.ここで,
とおくと,
であるから,
より
より
であるから,確かに
が成り立っている.
置換
とすると,線型変換
に一致する.
に置換行列
を,
に等しい.
可逆行列
で定める.このとき
より
となるので,
が成り立つ.
巡回行列
であり,固有値
である.
が成り立つ.
の元を二重確率行列という.
置換行列
が成り立ち,さらに
も成り立つ.
置換行列の凸結合は二重確率行列である:
実際,明らかに
および
が成り立つ.
不等式の左辺は
まづ
とおき,写像
で定める(これを
が成り立つことを示せばよい.
任意の二重確率行列は置換行列の凸結合で書ける.
任意の
なるものが存在することを示す.
が成り立つことを示せばよい(cf. 補題1).
正方行列
を
より,
が成り立つ.よって
を満たすもの(すなわち