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集合系 ➁

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1
$$$$

Prop&Proof

任意の集合 $A\subseteq U$ について
$$ \varnothing\in\mathcal{P}(A),\qquad A\in\mathcal{P}(A) $$
が成り立つ。

べき集合の定義より
$$ \mathcal{P}(A)=\{X\mid X\subseteq A\} $$
である。

  1. 空集合は任意の集合の部分集合であるから
    $$ \varnothing\subseteq A $$
    が成り立つ( 証明はこちら )。したがって、べき集合の定義より
    $$ \varnothing\in\mathcal{P}(A) $$
    を得る。
    $ $
  2. 部分集合の定義より、任意の $x\in U$ について
    $$ x\in A\ \Rightarrow\ x\in A $$
    が成り立つ( 証明はコチラ )。ゆえに
    $$ A\subseteq A $$
    である( 証明はこちら )。
    したがって、再びべき集合の定義より
    $$ A\in\mathcal{P}(A) $$
    を得る。
    $ $

-以上より
$$ \varnothing\in\mathcal{P}(A),\qquad A\in\mathcal{P}(A) $$
が成り立つ。
$$ \Box$$

空集合のべき集合について
$$ \mathcal{P}(\varnothing)=\{\varnothing\} $$
が成り立つ。

べき集合の定義より
$$ \mathcal{P}(\varnothing)=\{X\mid X\subseteq \varnothing\} $$
である。

  1. まず
    $$ \varnothing\in\mathcal{P}(\varnothing) $$
    を示す。
    任意の集合 $A \subseteq U$ について $$ \varnothing \subseteq A $$ が成り立つ、$A$は任意であるから$A=\varnothing$でも成り立つ( 証明はこちら )。すなわち、
    $$ \varnothing\subseteq\varnothing $$
    が成り立つ。
    したがって、べき集合の定義より
    $$ \varnothing\in\mathcal{P}(\varnothing) $$
    である。
    $ $
  2. 次に、任意の集合 $X$ について
    $$ X\in\mathcal{P}(\varnothing)\ \Rightarrow\ X=\varnothing $$
    を示す。
    そこで、任意に $X\in\mathcal{P}(\varnothing)$ をとる。べき集合の定義より
    $$ X\subseteq\varnothing $$
    が成り立つ。
    また、空集合は任意の集合の部分集合であるから
    $$ \varnothing\subseteq X $$
    も成り立つ( 証明はこちら )。
    ゆえに、集合の外延性より
    $$ X=\varnothing $$
    である。
    $ $
  3. 以上を用いて
    $$ \mathcal{P}(\varnothing)=\{\varnothing\} $$
    を示す。
    任意の集合 $Y$ をとる。
    まず
    $$ Y\in\mathcal{P}(\varnothing) $$
    と仮定する。このとき、上で示したことより
    $$ Y=\varnothing $$
    である。したがって
    $$ Y\in\{\varnothing\} $$
    である。
    逆に
    $$ Y\in\{\varnothing\} $$
    と仮定する。このとき、$\{\varnothing\}$ の定義( 集合の外延的表現 )より
    $$ Y=\varnothing $$
    である。すでに
    $$ \varnothing\in\mathcal{P}(\varnothing) $$
    を示したから
    $$ Y\in\mathcal{P}(\varnothing) $$
    である。

-以上より、任意の集合 $Y$ について
$$ Y\in\mathcal{P}(\varnothing)\ \Leftrightarrow\ Y\in\{\varnothing\} $$
が成り立つ。ゆえに、集合の外延性より
$$ \mathcal{P}(\varnothing)=\{\varnothing\} $$
が成り立つ。
$$ \Box$$

投稿日:310
更新日:17日前
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Kagura
Kagura
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■ 分野を問わず数学の証明が好きです。あとで自分が読み返したときに、きちんと理解できるノートを作ることを心がけています。不定期に過去のノートを確認し、修正&更新 (追加&削除) しています。定義、命題、証明などに誤りや不正確な点がございましたら、ご指摘いただけますと幸いです(2025年12月28日)。          ----------------------------------------------- ■ ノート『数学概論』の読み方     STEP1:まずは定義を一通り理解し覚える。 STEP2:具体例を考えてみる。    STEP3:各命題の主張を一通り理解する。 STEP4:証明を繰り返し読んで流れを掴む。 (まずはココまでで良い)         STEP5:何も見ずに定義に従って証明を創る。 STEP6:STEP5の他の証明方法を創ってみる。    STEP7:自由に命題と証明を創ってみる  

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