$G$を群とする.$G$上の位相$\tau$に関して写像
$$
\mu \colon G \times G \to G;\ (x,y) \mapsto x^{-1}y$$
が連続であるとき,$(G,\tau)$を位相群という.
$(G,\tau)$を位相群とし$H < G$を部分群とすると,$H$は相対位相$\tau|H$に関して位相群をなす.
$(G,\tau), (G',\tau')$を位相群とする.連続写像$f \colon (G,\tau) \to (G',\tau')$であって$f \colon G \to G'$が群準同型であるものを,位相群の間の準同型という.
以下,“位相群$G$”,“準同型$f \colon G \to G'$”などと略記する.
$G$が位相群であるとき
$$
x \mapsto (x,e) \mapsto x^{-1}e = x^{-1}$$
は連続なので,
$$
(x,y) \mapsto (x^{-1},y) \mapsto (x^{-1})^{-1}y = xy$$
も連続である.
$G$を位相群とし$a \in G$とする.このとき次が成り立つ:
$G$を位相群とし$A \subset G$とする.このとき
$$
\cl(A) = \bigcap \{AU \mid U \in \tau(e,G)\} = \bigcap\{UA \mid U \in \tau(e,G)\}$$
が成り立つ.
$G$を群とし,$\mathcal{L}(e) \in \mathsf{Filter}_{0}(G)$を$G$上のフィルター基とする.このとき
が成り立つならば,
$$
\mathcal{L} \colon G \to \mathsf{Filter}_{0}(G);\ a \mapsto \{Ua \mid U \in \mathcal{L}(e)\}$$
は$G$上の局所基底族であり,$(G,\tau_{\nu}(\gen{\mathcal{L}}))$は位相群である.
$\mathcal{L}$がフィルター基族であることは明らか.
よって$\mathcal{L}$は$G$上の局所基底族であるから,$(G,\tau_{\nu}(\gen{\mathcal{L}}))$は位相空間であり,
$$
\mathcal{B} := \bigcup_{a \in G} \{Ua \mid U \in \mathcal{L}(e)\}$$
は$(G,\tau_{\nu}(\gen{\mathcal{L}}))$の開基である(cf. def-top命題13周辺).
写像
$$
\mu \colon G \times G \to G;\ (x,y) \mapsto x^{-1}y$$
が連続であることを示せばよい.そこで$Ua \in \mathcal{B}$とし,$(x,y) \in \mu^{\leftarrow}(Ua)$とする.このとき,
となる.よって
$$
x^{-1}y \in x^{-1}O^{-1}Oy \subset x^{-1}Wy = x^{-1}Wx \cdot x^{-1}y \subset Vx^{-1}y \subset Ua,$$
すなわち
$$
(x,y) \in Ox \times Oy \subset \mu^{\leftarrow}(Ua)$$
が成り立つ.
以下の構成は mz1.17 に拠る.(comp-regおよびbir-kktnの証明で必要になる.ここを越えればあとは割と straightforward である.)
$G$を位相群とし,その単位元$e \in G$の開近傍列$(O_{n})_{n \in \mathbb{N}}$が与えられたとする.
対称開近傍列$(U_{n})_{n \in \mathbb{N}}$であって
$$
U_{n+1}U_{n+1} \subset U_{n} \cap O_{n}$$
を満たすものが存在する.
$$
U_{n+1} = U_{n+1} \cdot e \subset U_{n+1}U_{n+1} \subset U_{n} \cap O_{n} \subset U_{n}$$
より,$(U_{n})_{n \in \mathbb{N}}$は減少列である.
各$n \in \mathbb{N} = \mathbb{Z}_{\geq 0}$に対して
$$
D_{n} := \{r \in [0,1] \mid 2^{n}r \in \mathbb{N}\}$$
とおき,$D := \bigcup_{n}D_{n}$とおく.
上で定めた対称開近傍列$(U_{n})_{n \in \mathbb{N}}$に対して,$e \in G$の開近傍族$(G(r))_{r \in D}$を次のようにして定める:
任意の$n \in \mathbb{N}_{\geq 1}$に対して次が成り立つ:
$$
G\qty(\frac{i}{2^{n}})G\qty(\frac{1}{2^{n}}) \subset G\qty(\frac{i+1}{2^{n}}),\ i \in \{1,\ldots,2^{n}-1\}.$$
開集合族$(G(r))_{r\in D}$について,
$$
0 < r < s \implies G(r) \subset G(s)$$
が成り立つ.とくに任意の$r \in D$に対して
$$
G(r) \subset G(1) = U_{0}$$
が成り立つ.
改めて
$$
G(0) := \varnothing,\ G(1) := G$$
とおく.
開集合族$(G(r))_{r \in D}$について,
$$
r < s \implies \cl(G(r)) \subset G(s)$$
が成り立つ.
$0 < r$としてよい.$n \in \mathbb{N}_{\geq 1}$であって$r,s \in D_{n}$なるものを取ると,
$$
1 \leq 2^{n}r < 2^{n}s \leq 2^{n}$$
であるから,closureと前段より,
$$
\cl(G(r)) \subset G(r)U_{n} = G\qty(\frac{2^{n}r}{2^{n}}) G\qty(\frac{1}{2^{n}}) \subset G\qty(\frac{2^{n}r+1}{2^{n}}) \subset G\qty(\frac{2^{n}s}{2^{n}}) = G(s)$$
が成り立つ.
こうして得られた$G$の開被覆$(G(r))_{r \in D}$を,対称開近傍列$(U_{n})_{n \in \mathbb{N}}$から定まる等高線様開被覆という(ことにする).(cf. tietze)
$n \in \mathbb{N}$とする.このとき任意の$r \in D$に対して
$$
G(r)G\qty(\frac{1}{2^{n}}) \subset G\qty(r + \frac{1}{2^{n-2}})$$
が成り立つ.ただし,$s > 1$に対しては$G(s):= G$とおく.
$r+2^{-(n-2)} < 1$としてよい.
$G$を位相群とする.このとき次は同値である:
(iii)$\implies$(ii)$\implies$(i) であるから,(i)$\implies$(iii)を示せばよい.そこで$x,y \in G, x \neq y,$とする.このとき,$xy^{-1} \neq e$であり,もし$U \in \tau(e,G)$であって$Uxy^{-1} \cap U = \varnothing$なるものが存在すれば,
$$
Ux \cap Uy = \varnothing$$
となるので,初めから$y = e$としてよい.
仮定より,$O \in \tau(G)$であって
$$
[e \in O,\ x \notin O] \lor [e \notin O,\ x \in O]$$
を満たすものが存在する.後者の場合,$O' := xO^{-1} \in \tau(G)$とおくと
$$
e = xx^{-1}\in O',\ x = xe^{-1} \notin O'$$
となるので,いづれにしろ開集合$U \in \tau(G)$であって
$$
e \in U,\ x \notin U$$
なるものが存在する.この$U \in \tau(e,G)$に対して,nhd-of-eより,対称開近傍$V \in \sigma(e)$であって$VV \subset U$を満たすものが存在する.このとき
$$
Vx \cap V = \varnothing$$
が成り立つ.実際,$Vx \cap V \neq \varnothing$とすると,$y,z \in V$であって$yx = z$なるものが存在するが,このとき
$$
x = y^{-1}z \in V^{-1}V = VV \subset U$$
となり不合理である.
位相群は正則空間である.
$G$を位相群とし,$a \in G, U \in \tau(a,G)$とする.このとき$Ua^{-1} \in \tau(e,G)$であり,$V \in \tau(e,G)$であって
$$
\cl(V) \subset Ua^{-1}$$
なるものが存在したとすると,$Va \in \tau(a,G)$に対して
$$
\cl(Va) = \cl(V)a \subset U$$
が成り立つので,初めから$a = e$としてよい.
さて,$U \in \tau(e,G)$に対して,nhd-of-eより,$V \in \sigma(e)$であって
$$
VV \subset U$$
を満たすものが存在する.したがってclosureより
$$
\cl(V) \subset VV \subset U$$
が成り立つ.
位相群は完全正則空間である.
$G$を位相群とし,$a \in G, U \in \tau(a,G)$とする.もし連続写像$f \colon G \to [0,1]$であって
$$
f(e) = 0,\ f^{\rightarrow}(G \smallsetminus Ua^{-1}) \subset \{1\}$$
を満たすものが存在すれば,連続写像$f_{a} := f \circ R_{a^{-1}} \colon G \to [0,1]$に対して
$$
f_{a}(a) = 0,\ f_{a}^{\rightarrow}(G \smallsetminus U) \subset \{1\}$$
が成り立つので,初めから$a = e$としてよい.
単位元の開近傍列$(O_{n})_{n \in \mathbb{N}} := (U)_{n \in \mathbb{N}}$から定まる対称開近傍列$(U_{n})_{n \in \mathbb{N}}$を取る.このとき$(U_{n})_{n \in \mathbb{N}}$から定まる等高線様開被覆$(G(r))_{r \in D}$に対して,連続写像
$$
f \colon G \to [0,1];\ x \mapsto \inf\{r \in D \mid x \in G(r)\}$$
が定まる(cf. tietze補題2).
$T_{0}$位相群はTychonoff空間である.
$G$を位相群とする.このとき次が成り立つ:
$G$を位相群とし$N \triangleleft G$を正規部分群とする.このとき,剰余群$G/N$は商位相に関して位相群となる.
$\pi \colon G \to G/N$を射影とする.任意の開集合$U \in \tau(G)$に対して,
$$
\pi^{\leftarrow}(\pi^{\rightarrow}(U)) = UN = \bigcup_{n\in N} Un \in \tau(G)$$
より,$\pi^{\rightarrow}(U) \in \tau(G/N)$が成り立つので,$\pi$は開写像である.よって,全射開写像$\pi \times \pi$は等化写像であるから,
$$
(\pi \times \pi)(x,y) = (\pi \times \pi)(x',y') \implies \pi \circ \mu(x,y) = \pi \circ \mu(x',y')$$
が成り立つことと合わせて,連続写像$\bar{\mu} \colon (G/N) \times (G/N) \to G/N$であって$\pi \circ \mu = \bar{\mu} \circ (\pi \times \pi)$を満たすものがただ一つ存在することがわかる:
$$
\xymatrix{
{G \times G} \ar[r]^{\mu} \ar[d]_{\pi \times \pi} & {G} \ar[d]^{\pi}\\
{(G/N) \times (G/N)} \ar@{.>}[r]_{\bar{\mu}} & {G/N}\\
}$$
ところで
$$
\bar{\mu}(\pi(x),\pi(y)) = \pi(x^{-1}y) = \pi(x)^{-1} \pi(y)$$
であるから,$G/N$は位相群である.
$G$を位相群とし$N \triangleleft G$を正規部分群とする.このとき次は同値である:
$\pi \colon G \to G/N$を射影とする.このとき,単集合$\{\pi(e)\} \subset G/N$について
$$
N = \pi^{\leftarrow}(\{\pi(e)\}) \subset G$$
が成り立つ.
$\{\pi(e)\} \subset G/N$は閉集合なので,$N \subset G$は閉集合である.
$N \subset G$が閉集合なので,$\{\pi(e)\} \subset G/N$は閉集合である.ところで$\pi(e) \in G/N$は単位元であったから,$G/N$は$T_{1}$空間である.よってhausより,$G/N$はHausdorff空間である.
位相群$G$に対して,そのKolmogorov商$\mathrm{Kol}(G)$はTychonoff位相群である.
剰余群$G/\cl(\{e\})$はHausdorff位相群,したがってTychonoff空間であるから,あとは
$$
\mathrm{Kol}(G) = G/\cl(\{e\})$$
が成り立つことを示せばよい.ところで
$$
\cl(\{x\}) = \cl(\{y\}) \iff \cl(\{e\}) = x^{-1}y \cdot \cl(\{e\}) \iff x^{-1}y \in \cl(\{e\})$$
が成り立つので,結論を得る.
$G$を位相群,$G'$を$T_{0}$位相群とし,$f \colon G \to G'$を準同型とする.このとき,準同型$\bar{f} \colon \mathrm{Kol}(G) \to G'$であって$\bar{f} \circ q = f$を満たすものがただ一つ存在する:
$$
\xymatrix{
{G} \ar[d]_{q} \ar[r]^{f} & {G'}\\
{\mathrm{Kol}(G)} \ar@{.>}[ur]_{\bar{f}}
}$$
kol定理36より,連続写像$\bar{f} \colon \mathrm{Kol}(G) \to G'$であって$\bar{f} \circ q = f$を満たすものがただ一つ存在する.いま$q,f$は群準同型なので,$\bar{f}$も群準同型である.
$G$を位相群とし$d \colon G \times G \to \mathbb{R}$を$G$上の距離函数とする.任意の$a \in G$に対して
$$
d(ax,ay) = d(x,y)$$
が成り立つとき,$d$を左不変な距離(函数)という.右不変な距離についても同様に定める.
$d \colon G \times G \to \mathbb{R}$を左不変な距離函数とする.
$G$を位相群とする.このとき次は同値である:
(ii)$\implies$(iii) のみ示せばよい.
$\{O_{n} \mid n \in \mathbb{N}\} \subset \tau(e,G)$を可算局所開基とする.closure,hausより,
$$
\bigcap_{n \in \mathbb{N}} O_{n} = \bigcap \tau(e,G) = \bigcap \{\{e\}U \mid U \in \tau(e,G)\} = \cl(\{e\}) = \{e\}$$
が成り立つことに注意する.
$(O_{n})_{n \in \mathbb{N}}$から定まる対称開近傍列$(U_{n})_{n \in \mathbb{N}}$を取る.任意の$n \in \mathbb{N}$に対して
$$
U_{n+1} \subset U_{n+1}U_{n+1} \subset U_{n} \cap O_{n} \subset O_{n}$$
が成り立つので,$\{U_{n} \in \tau(e,G) \mid n \in \mathbb{N}\}$も$e \in G$の局所開基であり,
$$
\{e\} \subset \bigcap_{n \in \mathbb{N}} U_{n} \subset \bigcap_{n \in \mathbb{N}} O_{n} = \{e\}$$
が成り立つ.
$(U_{n})_{n\in \mathbb{N}}$から定まる等高線様開被覆$(G(r))_{r \in D}$に対して,連続写像
$$
f \colon G \to [0,1];\ x \mapsto \inf\{r \in D \mid x \in G(r)\}$$
が定まる(cf. tietze補題2).また,tietze補題1より
$$
\{x \in G \mid f(x) = 0\} = \bigcap \{G(r) \mid r \in D,\ 0 < r\} = \bigcap_{n \in \mathbb{N}} U_{n} = \{e\}$$
が成り立つ.
写像$d \colon G \times G \to \mathbb{R}$を
$$
d(x,y) := \sup_{a\in G} |f(ax) - f(ay)|$$
で定める.
よって$d$は$G$上の左不変な距離函数である.
各$(a,\varepsilon) \in G \times \mathbb{R}_{>0}$に対して
$$
B(a;\varepsilon) := \{x \in G \mid d(x,a) < \varepsilon\}$$
とおく.
任意の$n \in \mathbb{N}$に対して
$$
U_{n+3} \subset B(e;2^{-n})$$
が成り立つことを示す.そこで$x \in U_{n+3} = G(2^{-(n+3)})$とし,$a \in G$とする.
以上より
$$
d(x,e) = \sup_{a \in G} |f(ax) - f(a)| \leq \frac{1}{2^{n+1}} < \frac{1}{2^{n}}$$
が成り立つ.
任意の$\varepsilon > 0$に対して,$n(\varepsilon) \in \mathbb{N}$であって
$$
U_{n(\varepsilon)} \subset B(e;\varepsilon)$$
を満たすものが存在する.実際,$\varepsilon > 0$とすると,$n \in \mathbb{N}$であって$2^{-n} < \varepsilon$なるものが存在するので,
$$
n(\varepsilon) := \min\{n \in \mathbb{N} \mid 2^{-n} < \varepsilon\} +3 \in \mathbb{N}$$
が定まり,前段より
$$
U_{n(\varepsilon)} \textcolor{orange}{\subset} B(e;2^{-(n(\varepsilon)-3)}) \subset B(e;\varepsilon)$$
が成り立つ.
距離位相$\tau(d)$は$\{B(a;\varepsilon) \mid (a,\varepsilon) \in G \times \mathbb{R}_{>0}\}$を基底として生成される位相であった.
第一可算空間の開連続像はまた第一可算であるから,距離化可能位相群の閉正規部分群による剰余群もまた距離化可能である.より詳しく次が成り立つ:
$G$を距離化可能位相群,$N \triangleleft G$を閉正規部分群とし,$\pi \colon G \to G/N$を射影とする.このとき,$d$を$G$上の左不変な距離であって$\tau(d) = \tau(G)$なるものとすると,
$$
\bar{d} \colon (G/N) \times (G/N) \to \mathbb{R};\ (\pi(x),\pi(y)) \mapsto \dist(Nx,Ny)$$
は$G/N$上の左不変な距離であり,$\tau(\bar{d}) = \tau(G/N)$が成り立つ.
まづ,$d$の左不変性より
$$
\bar{d}(\pi(x),\pi(y)) = \inf\{d(nx,my) \mid n,m \in N\} = \inf\{d(x,n'y) \mid n' \in N\} = d(x,Ny)$$
と書けることに注意する.
よって$\bar{d}$は$G/N$上の左不変な距離函数である.
任意の$\varepsilon > 0$に対して
$$
\pi^{\rightarrow}(B_{d}(e;\varepsilon)) = B_{\bar{d}}(\pi(e);\varepsilon)$$
が成り立つことを示す.
任意の$\varepsilon > 0$に対して,
$$
B_{d}(e;\varepsilon) \in \tau(d) = \tau(G)$$
より
$$
B_{\bar{d}}(\pi(e);\varepsilon) = \pi^{\rightarrow}(B_{d}(e;\varepsilon)) \in \tau(G/N)$$
が成り立つ.よって$\tau(\bar{d}) \subset \tau(G/N)$が成り立つ.
$V \in \tau(G/N)$とし,$\pi(a) \in V$とする.このとき
$$
e \in \pi^{\leftarrow}(\pi(a)^{-1}V) \in \tau(G) = \tau(d)$$
より,$\varepsilon > 0$であって
$$
B_{d}(e;\varepsilon) \subset \pi^{\leftarrow}(\pi(a)^{-1}V)$$
を満たすものが存在する.したがって,
$$
B_{\bar{d}}(\pi(e);\varepsilon) = \pi^{\rightarrow}(B_{d}(e;\varepsilon)) \subset \pi(a)^{-1}V$$
より,
$$
B_{\bar{d}}(\pi(a);\varepsilon) = \pi(a) \cdot B_{\bar{d}}(\pi(e);\varepsilon) \subset V$$
が成り立つ.よって$V \in \tau(d)$が成り立つ.