こんにちは!!Nappleです
この記事では以前記事にした2つの概念「三角形演算子」と「絡分」を組み合わせて遊びます。過去の内容は以下を参照してください。
三角形演算子は総和と総乗を使って定義されます。
また、絡分によって総乗
ということは、
積分と絡分を使って三角形演算子も連続にできるのではないでしょうか。
まず、本題に入る前に復習をしておきます。
三角形演算子(と超三角形演算子)の定義を確認しましょう。
数列
数列
ただし、
なお、
イメージとしては以下のように、長さ
三角形演算子のイメージ
また、絡分の定義は以下です。
総乗に対応する連続な変換である絡分とは、
実数関数
これは総和と総乗の関係
に従って定義したものです。
なお、この
超三角形演算子の定義式の総和と総乗をそのまま積分と絡分に置き換えてみます。
できた。
連続超三角形演算子が離散のときの性質を引き継いでくれると嬉しいんですよね〜
例えば、
なんと!これで
同様に
となり、これは直接はまあ解けない(本当ですか?)のですが
元の
前提として
ここで以前の記事から、
前半の
また、後半の積分
Desmos先生に数値計算してもらうと以下のようになります。
赤:
オーダーとしては対数に近いみたいですね。
これで、
と
も、一致こそしないもののなんとなーく対応していることがわかりました。
まだ色々と検討点がありそうで嬉しいですね。
今回は連続な総乗である絡分を応用して、三角形演算子の連続化に挑戦してみました。
具体例として
離散な場合とある程度対応していることもわかりました。
今回の結果から絡分および連続版の三角形演算子はなんとなく妥当な定義の一つかなと感じています。追ってさらなる検討を行いたいですね。
記事は以上です。
それではまた〜