この記事に含まれる全ての画像はDesmosのスクリーンショットです。
この記事は、「連載 グラフアートを描こう」の第11回です。
第1回
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第2回
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第3回
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第4回
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第5回
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第6回
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第7回
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第8回
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第9回
、
第10回
を読んでいない人はそちらから読んでいただくとより理解が深まります。
今回からは、Desmos特有の機能について紹介していきます。
実数
もちろん、上下に平行移動しますね。
今回は、これをDesmosでやってみましょう。
Desmosで、
グラフが表示されずに、エラーとなりました。
これは、Desmosが「
では、グラフの数式を入力する欄に「
上の画面で、「
また、両端の値はクリックして変えることができます。右端の
範囲を入力する欄
Step: が空欄の場合は連続的に値を変化させることができます。
では、
スライダーの値の範囲が変更された
値の上限と下限が変わりました。
再生ボタン
押してみると、
もう一度同じ場所を押すと、値の変化が止まり、その時点の値でのグラフが描画されます。
再生ボタンの下にある矢印は、どのように値を変化させるかの設定です。クリックすると、このような吹き出しが現れます。
再生設定
上にある4つのボタンは左から順に、
となっています。
また、下の「Speed」の欄は再生速度です。
この機能を使ってDesmosで動くグラフアートを作る人がいるようですが、動くグラフアートは上級者向けなので、最初はグラフの位置や形を微調整するのに使うことをおすすめします。
定数は複数設定することができます。試しに、
定数を複数設定した
定数は何個でも設定できるので、これを使って複数の数値を動かしたときの様子を確認することができます。
また、グラフごとに独立した定数を設定するという使い方もできます。
グラフごとに定数を設定する
むしろこちらの使い方の方が多いかもしれません。
(トリビア: この2つのグラフで囲まれた部分の面積は簡単な積分で求められますが、これは積分の記事ではないので読者への演習問題とはしません。その答えは
定数を定義する際の右辺は、必ずしも数値である必要はありません。数式を入力してもかまいません。
たとえば、
また、
実際、
定数をいくつか設定し、グラフを動かすことができるようになりました。
次回は、グラフによくあらわれる数式を共通化するために、関数を設定してみましょう。
第12回は、「関数の定義」です。
可能な限り連載を続けるようにしますが、作者失踪などで連載が中断する可能性もあります。連載が中断したことによる読者への不利益に関して、作者は一切の責任を負いません。