この記事では私が今まで書いてきた百何十本の記事がGoogle検索でどの程度ヒットするのかをニコニコしながら検証していきます。ついでに私の書いてきた記事を簡単に紹介していきます。
Mathlogを今後より良いサービスにしていくために、しばらくはどんどん新機能を追加していくのではなく、
— Mathlog 公式 【3500記事突破】 (@MathlogOfficial) January 4, 2021
・データのバックアップ
・サーバーの安定化
・現状の機能の向上
・Googleの検索順位の向上
をより丁寧に行っていこうと思います。
Mathlogがリリースされた初期のころに公式がこのようにアナウンスしていたように、Mathlogの記事はGoogleの検索結果において比較的上の方に出てくるように取り計らわれているらしいです。例えば「ラマヌジャン 円周率」と検索すると上から三番目に
私の記事
が躍り出てきます(
便利さんの記事
の方が上に出て来るのが少し悔しい)。
検索例
特に私の書く記事は日本語文献の少ないニッチな話題に関するものが多いので特に検索上位に躍り出やすいものと推測されます。では実際今まで書いてきた記事についてGoogleで検索してみるとどのくらいヒットするのでしょうか。私のエゴサ以上の需要があるかはわかりませんが、それとなく検証していきましょう。
なお私の記事の一覧については
こちらの記事
にまとめてありますので、この記事を読んで興味を持ったものがあればそちらからチェックしてみてください。
こちらはフェルマーの最終定理やベルヌーイ数と正則素数との関係についての証明をまとめたシリーズとなります。最初期に書いた記事なので記事の書き方にかなりクセがあります。
「正則素数」だけだとFLTの記事が9番目くらいに出るだけでしたが、「フェルマーの最終定理」や「ベルヌーイ数」とセットだとかなり上位に出ました。他に補題として書いた記事も「円分体」「クンマーの補題」「類数公式」といった検索ワードで上位の方に出るようです。
検索結果
こちらは当時
apu_yokai
さんが熱を入れていた$k$-ナッチ数(フィボナッチ数の一般化の一種)について個人的に考察したシリーズとなります。
「$k$ナッチ数」だけだとapu_yokaiさんの記事が上に挙がりますが、「四捨五入」まで入れると私の記事が一番上に来ました。補題に書いた記事も「ヴァンデルモンド 逆行列」で出てきますね。
検索結果
こちらはゼータ関数、モジュラー形式関連の記事の基盤となる基礎知識についてまとめたものとなります。$p$進解析についてはかなり興味本位で書いています。
特筆すべきことは特にないですね。
検索結果
こちらはラマヌジャンの円周率公式
$$\frac1\pi=\frac{2\sqrt2}{99^2}\sum^\infty_{n=0}\frac{(4n)!}{(n!)^4}\frac{26390n+1103}{396^{4n}}$$
やChudnovskyの円周率公式
$$\farc1\pi=12\sum_{n=0}^\infty(-1)^k\frac{(6n)!}{(3n)!(n!)^3}\frac{545140134n+13591409}{640320^{3n+\frac32}}$$
について理解しようと奔走したシリーズとなります。
この記事群で扱ったトピックは多いですがそのどれもが上位に出てくるっぽいですね(超幾何関数、モジュラー形式、楕円関数、モジュラー方程式、二平方定理の一般化、etc...)。
検索結果
こちらはリーマン予想に関係する色々な命題についてまとめたシリーズとなります。これも最初期に書いたものなので記事の書き方に少しクセがあります。
リーマン予想についてはやはり色々なメディアが取り上げているため、私の記事の中でも
一番高評価の多い記事
ですら検索順位は低いですね。ただやはり素数公式やラマヌジャンの定理といった込み入った話となると上位に出てくるようです。
検索結果
こちらは$p$進数による整数論へのアプローチについて紹介するシリーズとなります。
ちなみにこのシリーズはクロネッカー・ウェーバーの定理の証明を最終目標として書き始めており、実際証明の流れまでは理解し終えていたのですが、それを記事にするとなると書かなければいけないことが多すぎるということで筆を投げてしまったシリーズとなっています。今もなお記事の下書き一覧には何かを書こうとした跡が残っています。
記事の残骸
特筆すべきことは特にありません。
検索結果
こちらは雑学的な内容の記事群となります。いくつかピックアップして紹介していきましょう。
こちらは私が個人的に考えて発見したことなどについてまとめた記事群となります。雑学と自由研究との分類が曖昧になっている節があります。
上で紹介した検索例は一枚のスクショに収まる範囲に表示されたものだけを挙げており、全部が全部検索に引っかかったわけではありませんでしたが、それにしても引っかかりすぎなくらいです。
こうして自分の書いた記事が人の目に留まる機会があるというのは嬉しいものですね。しかし裏を返せばどんなに粗悪な記事でも多くの人の目に晒される可能性があると考えると、もう少し責任感を持って記事を書いていかねばと思わされます。特に私が最初期に書いた記事たちは目に余るところが多いのでいつかちゃんと書き直したいですね。
なにはともあれ皆様も多くの人に見てもらいたいお話があれば、この情報共有サイト:Mathlogに記事を書いてみてはいかがでしょうか。