この記事を書いている2024年11月8日現在、超微分タグのついている記事が10記事を突破しました。記事が増えてくると、前提としてどのような知識が必要かわからなくなってくることがあります。
ということで今回は、記事と記事の関連をほかの方の記事も含め分類しておこうと思います。
また、この記事は随時更新をするつもりなので、何を見ればいいかわからない時等にもお使いください。
google先生に聞いてみたところ木構造のような図を描きたいときはTikZというパッケージを使うのが主流なようです。
しかし、
こちら
のサイトを見ていただくとわかる通り、TikZは対応してない模様です。そしてその記述の少し上のほうに
XyPicによって図式を書く際に利用できます。
という文言があります。ということで、この環境を使って図を描いていこうと思います。
詳しいことは
TeXの話
というサイトを参考にさせていただきました。
図を描く一歩目として簡単な1行の図から書いていきたいと思います。
$$\xymatrix{
x\ar[r]&y
}$$
latexの中身は下のようになってます。
\xymatrix{
x\ar[r]&y
}
さて、このコマンドたちが一体何をしているのか、ということについて説明をしていきます。
まず\xymatrix
はこの図を描くときに必要なコマンドです。このコマンドの影響のうちにある時は矢印等を用いた図を描くことができます。tex
次に\ar[]
ですが、これは矢印を書くコマンドです。[]
内にあるr
は一つ右の要素を指します。ほかにもl
は一つ左、u
は一つ上、d
は一つ下の要素を指します。そして、これらの文字は組み合わせることができ、例えばrru
では二つ右、一つ上の要素、ldd
では一つ左、二つ下の要素を指すことができます。tex&
記号はlatexでalign環境や各種matrix環境を描いたことがある方はわかると思うのですが、要素と要素の区切りの役割を果たします。この記号を要素と要素の間に入れないと矢印を書くことができないので注意が必要です。tex
一つ一つを見るとそこまで難しそうな感覚はありませんね。
ということで次に複雑な図を書いていきます。
$$\xymatrix{
a\ar@{-}[rdd]&b\ar@{=>}[r]&c\ar@{~>}[dldl]\\
d\ar@{.>}[d]&&e\ar@{:>}[ll]\\
f\ar@{-->}[r]&gh\ar@{->>}[r]&i\ar[uull]\ar[u]\ar[uul]
}$$
\xymatrix{
a\ar@{-}[rdd]&b\ar@{=>}[r]&c\ar@{~>}[dldl]\\
d\ar@{.>}[d]&&e\ar@{:>}[ll]\\
f\ar@{-->}[r]&gh\ar@{->>}[r]&i\ar[uull]\ar[u]\ar[uul]
}
ここでは二つ新しいコマンド・記号が出てきています。
まず\ar@{}[]
というコマンドですが、これは前述の\ar[]
の発展形です。{}
の中に矢印の種類を表す記号を入れると様々な矢印を描くことができます。例えば-
なら矢尻のない直線、=>
なら二重線の矢印になります。tex
また、\\
は改行を表す記号です。ここ以外でもよく使う記号なので見覚えのいる方は多いはずです。tex
さて、これ以上複雑な図も書くことはできるのですが、今の我々は必要ないのでここまでとします。
ということで本題の関係図を下に書いていこうと思います。
記事のナンバリングと凡例は次の通りです。(敬称略)
$\xymatrix{\ar[r]&}$:前提として必要
$\xymatrix{
\ar@{.}[r]&
}$:関連あり
$$ \xymatrix{ 1.\ar[d]\ar@{.}[rd]\\ 2.\ar[d]\ar[rd]\ar@{.}[r]&8.\\ 3.\ar[d]\ar[rd]&4.\ar[rd]\ar[rrd]\ar[rrrd]\\ 10.&6.\ar@{.}[r]&5.\ar[d]\ar[rd]&7.&9.\\ &&11.\ar@{.}[r]&12.\\ } $$
今回は超微分の記事の関連性を図にしてわかりやすくするということをやってきました。どの記事を読むためには何の記事を前提にしているかがわかりやすくなったのではないでしょうか。
ぜひ様々な記事を読んでみてください。